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【日本人経営or韓国人経営】フィリピン留学経験者が語学学校の違い解説

語学学校は「日本人経営」と「韓国人経営」で違いがあるの?

このような疑問をお持ちの方におすすめの記事です。

本記事の内容
  • 【日本人経営or韓国人経営】語学学校の違い

フィリピン留学に行く際、語学学校選びで悩ましいのが「日本人経営と韓国人経営のどちらを選ぶか」です。

フィリピンには多数の語学学校が存在していますが、経営元が日本人か韓国人かによって、学校の雰囲気や環境が大きく変わります。

私は大学生の頃に約4ヵ月間のフィリピン語学留学へ行きましたが、最初の2ヵ月間は日本人経営の学校で、次の2ヵ月間は韓国人経営の学校で過ごし、その違いを体感しました。

そこで本記事では、日本人経営と韓国人経営で具体的に何が違うのか、解説していきたいと思います。

目次

【日本人経営or韓国人経営】語学学校の違い

(以下の文章は、私が当時書いていた留学ブログ記事の抜粋です。留学直後のリアルな感想が綴られています。)

 2014年5月から4ヶ月間のフィリピン滞在のうち、最初の2ヶ月間は日本人経営の語学学校、次の2ヶ月間は韓国人経営の語学学校で過ごしました。2ヶ月ごとに語学学校を変えた理由は2つあります。

  • マンネリ化防止でモチベーション維持
  • 日本人経営と韓国人経営でどう違うのか興味があった

 実際にその両方で過ごしてみると、同じフィリピンの語学学校とはいえ多くの違いがありました。

1. 食事

 韓国料理は辛い。そんなことは百も承知でしたが、韓国人が経営する学校の食堂で出てくる料理は予想を超えて辛かったです。自分が行った韓国人経営の学校はビュッフェ形式の食事でしたが、野菜スティックのレーンに青唐辛子がそのまま並んでいたのはさすがに驚きました(笑)。また、キムチ推しがハンパなく、「キムチと野菜の炒め物」に「キムチスープ」、それに「キムチ(単体)」、なんていう昼食もありました。刺激物の取り過ぎで便秘を起こしたことはいい思い出です。辛い物好きの人にとっては、逆に”天国”ですね。

 日本人経営の学校では、毎朝みそ汁が出てくるなど、日本食メインだったので私にとっては快適でした。食事は留学する上で重要なポイントのひとつです。毎日3回必ず取る上、朝から晩まで英語の授業を受け続ける平日の中では、食事ぐらいしか楽しみが見つからないのも事実。食事を重要視される方は慎重にお選び下さい。

2. 学校生活

 留学をする前、日本人経営の語学学校へ入学することに対して1つの不安がありました。

Toshi

日本語ばっかり喋って、英語を話す機会が減るんじゃ…。

 この点については、確かに日本人経営の語学学校は日本人の生徒が多く、授業以外は日本語をすることが多かったように思います。一方で、思わぬ利点もありました。それは、いろんな職業・年齢・経歴を持った日本人と一緒に生活する経験ができたことです。最初の2ヵ月間で出会った人だけでも、会社の社長、看護師、薬剤師、マッサージ師、弁護士、パイロット、CA、プログラマー、ディーラー、建築士、小説家、バックパッカー、ニート、大学生、高校生・・・。下は10代から上は60代まで、こんなに多彩な人達と一つ屋根の下で生活した日々は、代えがたい経験となりました。

 一方、韓国人経営の語学学校へ留学する際には、こんな淡い期待がありました。

Toshi

日常会話も全部英語になるから、すごく英語が上達するんじゃないか…。


 この点については、四六時中英語で生活するからといって、必ずしも英語が上達する訳でないと感じました。私を含めた生徒達はそもそも英語を勉強しにきた人間です。英語が話せないから来ているのです。ルームメイトとの意思疎通はお互い”カタコト”といった事案が発生します。日常会話も英語で話せるから上達すると思っていると、痛い目に遭う?しれません。

3. 生徒

 韓国人経営の語学学校は世界各国から生徒を受け入れている場合が多く、国際色が非常に豊かでした(日本人は全体の1割程度)。フィリピンだけでなく、韓国、中国、台湾、タイ、マレーシアなどの文化も生活しながら知ることができます。また、アジア各地に友達ができるので、いい意味で、すごく世界が狭く感じるようになります。

 一つ気づいたのは、韓国人の生徒は勉強する人としない人でムラがあること。これにはきっと韓国の事情が関係していると思います。韓国政府は近年グローバル化をかなり意識しているらしく、大学生に海外留学を強く推奨しているそうです。留学経験や海外インターン経験がないと会社に雇ってもらえないこともよくあると言います。海外留学は半強制。そのせいなのか、「親に言われたから」、「形だけでも」、といった理由で来る学生さんが少なからずいたのは事実です。

 もちろん、ほぼネイティブ並みに話す韓国人の生徒もたくさんいます。「ああ、世界で仕事するにはこいつらと競わなければいけないのか」と恐ろしくなるほどのスペックでした。がんばって上のクラスに行くと、世界レベルを肌で感じることができるのも、韓国経営のいい点です。

 日本人経営の語学学校は、日本人生徒が全体の8割程度を占めていました。もし、「語学留学で外国人の友達をたくさん作りたい!」と思っている方は、あまり向いていないのかもしれません。

4. 授業

 授業の内容やカリキュラムは、日本人経営と韓国人経営の語学学校の間でそんなに違いはありません。経営元がどちらかかというよりも、その学校の打ち出している”特色”は何なのかで変わる印象。映画鑑賞だったりディベートだったり、それぞれの学校がユニークな授業を持っているので、事前にネットで調べておくとよいです。

さいごに

 ここまで日本人経営と韓国人経営の様々な違いを書いてきましたが、英語を習得する上で一番大事だと感じたのは、「どちらがよりよい環境なのか」ではなく、「英語がうまくなりたい!!!」という強い意志です。その意思がある限り、フィリピン人の先生は最後までサポートしてくれるし、どの学校でも最大限の効果を発揮できると思っています。せっかく海外に留学して、自分の不出来を学校のせい、先生のせいにするのは悲しいですよね。身に付けた英語のスキルや海外で生活した経験はきっと人生を豊かにしてくれます。皆さんの海外へのチャレンジを応援しています。

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