こんにちは、Toshiです。
この度、最終製品メーカーへ転職することが決まりました。
本記事では、素材メーカー研究職の私が30代前半で転職を決めた理由について、率直な今の気持ちを綴っておきたいと思います。
メーカー研究職が30代前半で転職を決めた理由
現在働いている素材メーカーには新卒で入社しました。「新素材の開発がやりたい!」と言って今の会社を志望し、希望が叶って新素材の開発に携わることができていました。
念願の業務であり、これまで非常にやりがいを持って取り組んできました。約6年半の間今の会社に勤めてきましたが、直近一年間は、次のような理由からだんだんと転職を意識するようになりました。
素材メーカーの枠を飛び越えて、試してみたいアイデアがある
新素材の開発においては、既に市場に出回っている汎用素材の特性を十分に理解し、その上で、それら汎用樹脂では実現が難しいような特性を持つ素材を新たに開発していきます。
素材メーカーで働いていると、川下である樹脂加工メーカーや最終製品メーカーが新製品の開発に注力し、その要求品質に応じた素材を日々探し求めていることがよく分かります。

その要求品質というのが、開発中の新素材でしか実現できない場合もありますが、素材の専門家である私から見れば「(その要求品質は既存の素材でも実現できるのになぁ)」と内心思ってしまうものもあります。
また、あらゆる素材の知識が蓄積されていくと、「自社の素材では残念ながら難しいけど、他社の素材を使えばこんな最終製品ができるのになぁ」といった葛藤も生まれてきます。
このような「素材×最終製品」のアイデアが蓄積されていき、「単に素材開発するだけでなく、自分の手で最終製品まで手掛けたい」というような想いがだんだんと募っていきました。
携わっていたプロジェクトが終わり、タイミングが丁度よい
私は新卒で入社してから6年半、今のメーカーに勤めてきました。約3年ほど前に異動を経験し、それから現在まで携わってきたプロジェクトは今年、残念ながら日の目を浴びずに中止となりました。
今現在は、次のような選択肢がある状況です。
- 今の会社で、次のテーマに携わる
- 今の会社で、新しいテーマを自ら立ち上げる
- 別の会社で、新しいテーマを自ら立ち上げる
「1.今の会社で、次のテーマに携わる」は、これまで取り組んできた業務の焼き増しみたいな仕事のため、新鮮味や成長機会が少なく、あまり乗り気にはなれません。
「2.今の会社で、新しいテーマを自ら立ち上げる」は、今の会社でやっておきたいアイデアが現状あるわけではないため、こちらも考えずらい状況。
であれば、前述の通り、素材メーカーの枠を飛び越えて、「3.別の会社で、新しいテーマを自ら立ち上げる」を選んだ方が最も自分のやりたい仕事ができるのではないか、との結論に至りました。
キャリアの観点からも、30代前半での転職は良い選択と考えた
藤原和博さんは著書『100万人に1人の存在になる方法』で、「100人の中で一番と言える能力を3つ掛け合わせて、100万人に1人の人材になる」というキャリア形成のコンセプトを提唱しています。

私は大学で化学を専攻し、専門性を生かして現在の素材メーカーにて研究開発業務に携わってきました。キャリア形成で言えば、20代~30代前半までは「HOP」にあたる時期だったと思います。
これからのキャリアを鑑みれば、環境を変えて、次なる1/100を取りに行く「STEP」の時期が来たように感じます。30代前半で、素材メーカーから最終製品メーカーへの異分野転職は、まさに「STEP」に相応しい挑戦です。
また、山口周さんは著書『人生の経営戦略』で、「コンフォートゾーン(居心地のいい環境)から抜ける」ことの大切さを説いています。
「居心地がいい=その仕事をうまくこなせる状態」のため、その地位に安住してしまえば、さらなる成長は見込めません。
子供の頃は、小学校→中学校→高校→大学と数年おきに強制的な環境変化が訪れていました。しかし、大人は自ら成長機会を求めて行動しなければ、そのまま停滞することになります。転職や異動は不安・ストレスを感じますが、成長機会と捉えれば一歩を踏み出しやすくなりますね。
さいごに
以上、本記事では、メーカー研究職が30代前半で転職を決めた理由について今の率直な気持ちを綴りました。
- 素材メーカーの枠を飛び越えて、試してみたいアイデアがある。
- 携わっていたプロジェクトが終わり、タイミングが丁度よい。
- キャリアの観点からも、30代前半での転職は良い選択と考えた。
今年秋ごろから転職活動を行い、最終製品メーカーに無事内定を頂くことができました。転職活動の様子については別の記事で書きたいと思います。
私と同じように転職を考えている方、キャリアについて考えている方の参考になれば幸いです。
