「どこを見て企業を比較したらいいか分からない…」
「入社後にギャップは感じるの?」
このような方におすすめの記事です。
- 企業研究のやり方(理系就活生向け)
- 「四季報」から基本情報を得る
- 「会社説明会」で人事や先輩社員の話を聞く
- 「中期経営計画」から分析する
就活生の方が志望する企業を選ぶ上で必要になるのが「企業研究」です。
しかし、就活生が企業のことを調べようにも、「どんなことを研究開発しているのか?」、「経営はちゃんとしているのか?」といった知りたい情報には、なかなかたどり着きにくいのが現状です。
私はメーカーに研究職として就職しましたが、就職活動をしていた頃は企業研究に大変苦労したのを覚えています。
今回は、私が実際に行っていた企業研究のやり方の中で特に「やって良かった」と思う方法をご紹介します。
企業研究のやり方(理系就活生向け)
私が実際に就職活動を経験してみて、「たぶんこれが一番効果的だな」と思うやり方は次の通りです。
- 「四季報」から基本情報を得る
- 「会社説明会」で人事や先輩社員の話を聞く
- 「中期経営計画」を分析する
1. 「四季報」から基本情報を得る
まずはざっくりでいいので候補の会社に関する基本情報を収集しておきましょう。
情報源には「四季報」が便利です。
「四季報」には各企業の規模(売上額、純利益、社員数)、平均給与、就職倍率、3年離職率などの情報が一覧になって掲載されています。
このような基本情報を入れておくと、会社の全体像を掴みやすくなるのでオススメです。
より広い目線で各業界について知りたい人は、「業界地図」に目を通してみてもいいでしょう。
2. 「会社説明会」で人事や先輩社員の話を聞く
「会社説明会」にはできるだけ参加しましょう。
会社説明会に参加して人事や先輩社員の話を聞くことで、取り扱っている製品・サービスや仕事内容についてよりイメージしやすくなります。
また、会社説明会に来る人事や先輩社員は「会社の顔」であり、その会社の雰囲気についても感じることができます。
同じ業界の企業であっても、雰囲気は全く違う事なんてよくある話なので、入社後のギャップを減らすためにも会社説明会には参加すべきです。
地方に住んでいる人で何回も都市部で開催される会社説明会に参加できない人は、数十~数百の企業が集まる「合同会社説明会」に参加してみてもいいと思います。
3. 「中期経営計画」を分析する
「四季報」や「会社説明会」は多くの就活生が利用しますが、意外と見落とされがちなのが企業の「中期経営計画」です。
企業が3~5年に「ありたい姿」、「そのための取り組み」、「力を入れる分野」、「現在とのギャップ」などをまとめた資料。主に投資家向けに作られる。
「中期経営計画」に記載されている「取り組み内容」や「力を入れる分野」とはつまり、「入社した社員が業務として実際に取り組む可能性の高いこと」を表しています。
「四季報」や「会社説明会」で紹介される製品やサービスは「既に開発済みのもの」なので、研究職として採用されても、そのような製品・サービスを必ずしも取り扱うとは限りません。
「入社後の業務内容が思ってたのと違う!」とならないためにも、企業の”これから”が分かる「中期経営計画」は重要な情報源と言えます。
まとめ
今回は、 私が実際に行っていた企業研究のやり方の中で特に「やって良かった」と思う方法を紹介しました。
- 「四季報」から基本情報を得る
- 「会社説明会」で人事や先輩社員の話を聞く
- 「中期経営計画」を分析する
新卒の就職活動は”一度きり”のライフイベントです。
大学のゼミや研究で忙しいとは思いますが、しっかり時間をかけて納得のいく就職活動してほしいと願っています。
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