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就職活動で評価されるTOEIC点数を解説【経験談あり】

今回は、「就職活動で評価されるTOEIC点数」について経験談を踏まえながら解説します。

「就活で評価されるTOEIC点数は何点?」
「業種によって評価される点数は変わる?」

このような疑問をお持ちの方にオススメの内容です。

本記事の内容
  • 就職活動で評価されるTOEIC点数
  • TOEIC点数別:企業の評価
  • 企業がTOEIC点数を評価する理由

私は大学生の頃にTOEIC900点を獲得し、就職活動を経て、現在は日本のメーカー企業に勤務しています。

自身の就活経験談も交えながら、企業から評価されるTOEIC点数を解説していきます。

目次

就職活動で評価されるTOEIC点数

就職活動で評価されるTOEICの点数は何点からなのでしょうか?

TOEICを運営するIIBCの公式調査によると、企業が社員に求めるTOEICスコアの平均は600点であることが分かっています。

つまり、就活時点で600点を有していれば、企業が求めるTOEICスコアを満たしており、評価の対象になると言えます

2021年度のTOEIC平均点数を見てみると、

形式 平均点 受験者数
TOEIC L&R 公開テスト611点90万人
TOEIC L&R IPテスト498点101万人
参考:IIBC2022年公式レポート

となっています。

600点を取っておけば就活生の上位半分に入っていることになりますので、十分にアピールポイントとなるでしょう。

「就職したい業種によって評価されるTOEIC点数は変わるの?」

このような疑問について考えてみます。

結論を言うと、「若干変わる可能性はあるが、600点以上であればどの業種でも一定の評価を受ける」と想定されます。

まずは業種別の平均点数を見てみましょう。

業種平均点
商社612点
金融610点
証券・保険639点
化学533点
機械488点
電機503点
業種別平均スコア(IIBC2022年公式レポート

商社・金融・保険などのいわゆる文系職は、化学・電機・機械などの理系職と比べて、平均点数がやや高くなっていますね。

600点は一つの大台であり、どのような業種を志望するにしても600点は一つの評価基準になっていると考えてよいでしょう。

TOEIC点数別の評価

ここでは、TOEICの点数を4つ(600~、700~、800~、900~)に分けて、企業がどう評価するのかを見ていきます。

私の就活経験と、今現在企業で働いている”中の人”としての知見を基にして書いていますので、参考になるかと思います。

600~700点

「業務で使える最低限の英語力を有している」と評価されます。

この点数帯であれば就活生の上位半分に入っているので、胸を張ってESに書きましょう。

面接官

ビジネスメールで英語を使う場面があっても、きちんと業務をこなしてくれそう。

700~800点

「英語が得意である」と認識されます。

一方で、TOEICの点数一本勝負ではややインパクトに欠けるかもしれません。短期留学経験や英会話を習っていた経歴など、TOEIC以外の英語経験も合わせてアピールできると面接でしっかり印象に残るでしょう。

面接官

英語を使う可能性が高い(海外売上高比率が高い)部署でも十分活躍してくれそう。

800~900点

「英語を使って活躍してくれる」と期待されます。

私の同期では、留学経験ありの日本人や海外国籍の方で800~900点台が多いです。

入社時にこの点数帯だった人は、海外色の強い部署に配属された人が多く、実際に1年目から英語を使って活躍している人もいます。

面接官

海外支社と協力してプロジェクトを進めてくれそう。海外出張も問題なし。

900~990点

「これだけで内定が決まる場合がある」ほど強力なアピールポイントになります。

私はTOEIC925点で就活し現在働いている企業に就職しましたが、後日談で聞いた採用理由はなんと、

「TOEICの点数が異常に高かったから」

研究職でさえ英語力が評価されるわけですから、より業務で英語を使う可能性のある営業・人事・経営などでは、TOEICの点数はさらに重きを置かれていると想像されます。

面接官

うん。とりあえず採用で。

企業がTOEIC点数を評価する理由

2019年の英語活用実態調査によると、企業・団体が考える「今後のビジネスパーソンにとって重要な知識やスキル」で「英語」が1位となっています。

参考:2019年英語活用実態調査

なぜ「英語」がそれほど重要視されるのか?

日本では長い間、「経済が停滞している」と言われ続けています。人口減少なども相まって、今後の経済成長もあまり見込めない状況です。

これから先、企業が売り上げを伸ばし続けるためには、飽和した日本市場から飛び出して、積極的に海外進出する必要があります。

その時に必要になるのが「英語」を使いこなせる人材です。

同レポートによると、「社員や職員に不足している・今後強化する必要がある知識やスキル」でも「英語」が1位になっています。

英語を使える人材が必要とされているにも関わらず、現状は、英語人材が極端に不足しいる状況なのです。

以上のような背景から、英語人材はいまや大変貴重な存在であり、就職活動でTOEIC点数をアピールできればかなり有利に働くことが想像できるでしょう。

以上、「就職活動で評価されるTOEIC点数」について解説しました。

学生の間は授業やバイトで忙しいと思いますが、将来の自分への投資だと考えて、TOEIC勉強にもしっかり時間を割いてぜひ頑張りましょう!

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