今回は、TOEICリーディング勉強法と題して、問題集の進め方とポイントを解説します。
「TOEIC問題集のやり方は?」
「時間内に解けそうにないけど大丈夫?」
このような方にオススメの内容です。
- TOEICリーディング勉強法
- 問題集の進め方とポイント
私は大学生の頃、本記事で紹介する方法で勉強しながら、最終的にTOEIC925点(リーディング・セクションは440/495点)を取ることができました。
勉強方法は人それぞれ向き不向きがあると思いますが、私なりの勉強法をできるだけ具体的に解説しますので、少しでも参考になれば幸いです。
TOEICリーディング勉強法
TOEICリーディング・セクションの勉強法としては、
- Part5対策→頻出問題集で暗記
- Part6,7対策→模擬問題集で演習
の大きく2つが挙げられます。
Part5(単語・文法問題、30問)では、単語・文法の広い知識が問われます。
暗記用の頻出問題集を使って知識を増やしつつ、模擬問題集を使って問題演習するのが効率的なやり方です。
Part6,7(長文問題、70問)では、長めの文章問題が出題されます。
「いかに速く、正確に解くか」が問われるので、模擬問題集を繰り返し解いて問題形式に慣れておきましょう。
問題集の進め方とポイント
それでは、私がTOEIC925点を獲得した時に実践していた、問題集の進め方(リーディング・セクション編)を解説します。
今回もリスニング編と同様、「至高の模試600問」(オススメ!)という問題集を例に使って説明していきます。
問題を解いて答え合わせ
問題集を準備したら、さっそく問題を解きましょう。
リーディング問題を解く上でのポイントは、
「時間を気にせず、まずは最後まで解いてみる」です。
初めから時間制限を設けて問題演習をすると、問題を間違った際に、「英語力が不足しているのか、それとも、時間が足りないのか」が区別できません。
まずは試験時間をオーバーしてもいいので、今の英語力でどのくらいの点数が取れるのかを見ましょう。
925点を取れた時の私も、問題集1周目は時間内に解き終わっていませんでした…。
問題を解き終わったら、答え合わせをします。
復習をする
問題集を進める上で、この「復習」部分は最も大切です。
別冊解説書を開いて、問題文の日本語訳をサーッと流し読みした後、問題英文を読む作業をしていきます。
この時、分からない単語があれば全て調べましょう。
続いて、設問を読み、「なぜその答えになるのか、なぜ間違ってしまったのか」を理解しましょう。
日本語訳→問題英文→設問の順に見ていくと、
- 単語の意味が分かっていなかった
- 文法を取り間違って誤訳していた
など、問題を間違った理由が明確になります。
この復習作業は全ての問題(計100問)に対して行いましょう。
全て問題を復習する理由は、「理解していなかったけどたまたま合っていた問題」が紛れているからです。
全ての問題に対して復習していくので、問題を解く以上に復習作業に時間がかかります。
大変ですが、これをやらないと知識が積み上がっていかないので、頑張りましょう。
問題集は3周する
問題集は必ず3周しましょう。
ウソと思うかもしれませんが、しっかり復習しているのも関わらず、3周目ですら間違ってしまう問題が出てきます。
そのような問題を徹底的に復習することで、
- 復習していた“つもり“をなくす
- ミスの傾向を把握して注意する
が徹底でき、本番での取りこぼしを防げます。
所要時間と勉強計画
一つのテストのリーディング・セクションをやりきるには、解答75分+α、復習120分で計3~4時間かかります。
仮に一日のTOEIC勉強時間を2時間と設定するのであれば、2日で一テストのリーディング・セクションをやりきる計算でいいでしょう。
一日2時間で問題集を進めていくと、3回分のテストが掲載されている模擬問題集はおよそ1ヵ月で3周を終えることになります。
試験日から逆算して、勉強計画を立てましょう。
本番の時間配分
私はこれまでTOEICを3回受けておりますが、その中で840点を取ったテストでさえ、本番では190問目までしか解けませんでした。
逆に言うと、「目標点数を取るために、必ずしも全問解く必要はない」という事です。
私の肌感覚では、
- 600点目標:180問目までは解く
- 700点目標:190問目までは解く
- 800点目標:全問解くつもりで臨む
といった感じです。
もちろん、目標が何点であっても、全問目を通せる事に越したことはありません。
しかし、時間内に終わらせようとするあまり、一問一問がおろそかになっては本末転倒です。
あらかじめ時間が足りないことが分かっているのであれば、思い切って「捨てる」選択をするのも一つの手です。
自分の目標点数と相談しながら時間配分を決めましょう。
まとめ
TOEICリーディング勉強と題して、問題集の進め方(リーディング・セクション編)を解説しました。
問題集の進め方をまとめると次のようになります。
- 問題集を買う
- 問題を解いて答え合わせ
- 時間を気にせず、最後まで解くことを意識
- 復習をする
- 別冊解説書を開き、問題文の訳→問題文→設問の順に読む
- 「なぜその答えになるのか」を理解する
- 意味を知らなかった単語は全て調べる
- 復習作業は合っていた問題に対しても必ず行う
- 問題集は必ず3周する
- 所要時間と勉強計画
- 解答75分+α、復習120分(計3~4時間)が目安
- 1ヵ月で問題集3周を終える
- 本番の時間配分
- 600点目標:180問目までは解く
- 700点目標:190問目までは解く
- 800点目標:全問解きたい
問題集を解いて復習していると、
「この問題はただのケアレスミスだし、復習飛ばしていいかな(だるい…)。」
と悪魔のささやきが聞こえてきます。
厳しいようですが、そんなときでも自分に甘えず、徹底して復習していくのが大事です。
「“本番“で正解する」のが目的なので、勉強時は自分の間違いにもしっかり向き合いましょう。
問題演習は時間がかかる作業で大変ですが、毎日一歩ずつ進みながら目標点数を掴み取りましょう!
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