今回は「TOEIC700点を目指す人向けおすすめ勉強法」についてのお話です。
「TOEIC700点を目指したい」
「初受験だけど700点取れる?」
「おすすめ勉強法は?」
このような方にオススメの内容です。
- TOEIC700点を目指す人向け勉強法
- 700点を超えるための心構え3つ
- 700点を目指すべき理由
私はこれまで様々なTOEIC勉強法を試しながら、最終的に900点以上を獲得することができました。
TOEICの勉強法について、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
TOEIC700点を目指す人向け勉強法
概要
はじめに「700点を目指す人向けおすすめ勉強法」の概要をお示しします。
オススメの人 | ・今現在600点台の人 ・初受験だが英語は得意科目だった人 |
期間 | 2ヵ月 |
勉強時間 | 1日2時間(+α) |
内容 | ・模擬問題集1冊(3回分)を3周 ・公式問題集1冊(2回分)を3周 ・苦手分野の集中対策 ・すき間時間で頻出単語・文法を暗記 |
進め方例 | 〈1ヵ月目〉 第1週 模擬問題集1周目 第2週 〃 1周目 第3週 〃 2周目 第4週 〃 3周目 〈2ヵ月目〉 第5週 苦手分野集中対策 第6週 〃 第7週 公式問題集1周目 第8週 〃 2,3週目 |
700点と言うと、試験直前の対策だけでは到達できないレベルになってきます。
しっかり勉強期間を取って、自分の苦手問題とも向き合っていかなくてはいけません。
勉強時間
現在600点台の人が700点台を取るためには、
最低でも1日2時間の勉強を2ヵ月ほど継続する必要があると感じます。
また、もともと英語が得意科目だった方であっても、TOEICで700点を取るには問題演習を繰り返してTOEICに”慣れる“必要があります。
やはり1日2時間の勉強時間は欲しいところです。
大学生であれば「バイト前の2時間」、社会人であれば「出勤前の2時間」で朝活するなど、生活習慣を見直して勉強時間を捻出しましょう。
昼休みや通勤などのすき間時間は、単語や文法の暗記に活用するのがおすすめです。
勉強法
●1ヵ月目
最初の1ヵ月は模擬問題集(3回分程度)を進めるのがおすすめです。
最初に模擬問題集を進める目的は、
- 現在の実力を把握できる
- 自分の苦手分野が分かる
1日2時間勉強と仮定した場合、復習も含めて大体3日で1回分、9日で3回分(1周)を終えることができます。
問題集は必ず3周することをおすすめします。
「同じ問題集を3周もするの?」
と疑問の方もいるかもしれませんが、私の経験談から言うと、
9回分を1周するよりも3回分を3周した方が3倍くらい勉強の効果を得られる実感です。
問題集を3周するメリットは、
- 繰り返し間違う問題から未定着の単語・文法が分かる
- 自分のケアレスミスの傾向が分かる
などがあります。
何周も同じ問題を解くと、自分では理解した“つもり“でも実は理解していない部分や、自分がよくしてしまうケアレスミスの傾向が明確に分かります。
それらを洗い出して本番前に潰しておくことで、得点をしっかり稼ぐことができるのです。
問題集は解説が詳しくて問題のレベルも本試験に近いと感じた「至高の問題」などがおすすめです。
●2ヵ月目前半
2ヵ月目前半は、苦手分野に特化した参考書に取り組むのがおすすめです。
苦手分野の参考書に取り組むべき理由は、
- 苦手克服なくして700点取得は難しい
- 苦手=伸びしろが大きく費用対効果が高い
です。
リスニング・セクションが苦手であればTOEICリスニングに特化した参考書を進めるのも良いですし、
Part5の単語・文法問題で点数が稼げないのであれば、Part5に特化した問題集を繰り返すのもよいでしょう。
得意を伸ばすよりも苦手と向き合って克服する方が、勉強時間に対する点数の伸びがより大きくなり、700点にぐんと近づきます。
●2ヵ月目後半
2ヵ月目後半(試験直前)は、公式問題集で演習するのがおすすめです。
公式問題集で演習する目的は、
- 実際に近い問題でTOEIC脳を作る
- 試験当日の時間配分を把握する
です。
試験直前は問題演習を繰り返して、問題形式や頻出問題などを頭に叩き込んでいきましょう。
公式問題集は数が多いですが、最新のものを選択しておけば問題ありません(最新刊の確認はこちら)。
問題演習をする際は、各パートの所要時間をメモしておき、自分に最適な時間配分を探りましょう。
自分の実力にあった時間配分が分かっていれば、「試験中に制限時間が気になってしまい集中できなかった」という事態を防げます。
●すき間時間
昼休みや通勤などのすき間時間は、単語・文法対策にあてましょう。
おすすめ参考書は「特急シリーズ」から単語特急と文法特急です。
私は900点を目指して勉強する際、常にこの2冊をカバンの中に入れておき、暇があれば取り出して暗記に取り組みました。
単語・文法は英語学習の基礎基本であり、リスニングや長文読解にも学習効果が発揮されるので重点的に取り組むことをおすすめします。
TOEIC700点を超えるための心構え3つ
9割解いて7割正解する
700点を目指す方であっても、「必ずしも時間内に全問解く必要はない」ことを頭に入れておくとよいと思います。
例えば、リーディング・セクション100問のうち、9割(90問)を正答率80%で正解できれば、全体として72/100問正解したことになります。
このくらい正解すれば、700点は射程圏内に入ってきます。
私はTOEIC840点を取得した際、リーディング・テストは190問目までしか時間内に解き終わりませんでした。
もちろん、「たまたま正答率が高かっただけ」、「適当にマークした箇所が偶然正解していた」などの意見もあるかと思いますが、必ずしも700点台を取るために全問解く必要は感じません。
むしろ、何とか時間内に全問解こうとするあまり、1問1問に対する集中力がおろそかになる方が心配です。
時間内に終わりそうにないのであれば、「解ける問題を確実に解く」方向で調整することをおすすめします。
やはり、Part5で稼ぐ
「600点を目指す人向け勉強法」でも書きましたが、やはり、単語・文法問題であるPart5攻略が700点を目指す際にも重要になります。
Part5を「素早く」、「正確に」解くことができれば、次のような恩恵が得られます。
- 配点が高いので単純に点数が上がる
- 長文問題を解く時間的余裕が生まれる
Part5を対策する効果は高いので、もし苦手意識を持っているのであれば優先的に対策に取り組みましょう。
モチベーションを維持する
700点を目指す道のりは険しく、挫折しそうになることが多々あると思います。
そもそも、毎日2時間の勉強を2ヵ月続けるのは余程のモチベーションが無いと続きません。
700点を目指す目的な何なのか、明確にしておきましょう。
私が英語学習をするモチベーションは、「英語を使って活躍する人への憧れ」でした。
英語を使ってプレゼンするビジネスマンや研究者、かっこいいじゃないですか!
私はモチベーションを維持するため、TED Talksを見て「いつかこういう風にしゃべりたい!」と思い続けていました。
TEDはモチベーション維持と同時にリスニング練習になるので一石二鳥です。
自分のありたい姿を想像しながら、日々の勉強に励みましょう。
TOEIC700点を目指すべき理由
TOEIC700点を持っていると、「英語が得意」という評価になります。
就活・転職活動をする予定の人であれば、エントリーシートに700点と書けると必ず採用担当者の目を惹けるはずです(担当者ですら700点持っていないことがほとんどなので)。
また、一般的な日本企業の会社員であれば、管理職クラスの昇進試験や海外勤務でも問題にならないでしょう。
TOEIC700点は実社会で活躍したいと思っている方の強い味方になります。
獲得までの道のりは険しいかもしれませんが、目指す価値は十分にあるので、ぜひチャレンジしてみてください!
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