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就職活動ではTOEICと英検どっちが有利?【就活経験談あり】

今回は、就職活動において「TOEIC」と「英検」どちらがより評価されるのかについて解説します。

「TOEICと英検はどっちが有利?」
「どっちを優先すべき?」

このような疑問をお持ちの方にオススメの内容です。

本記事の内容
  • 就職活動ではTOEICと英検どっちが有利?
  • TOEICの方が評価される理由

私は大学院を卒業した後、日本の大手メーカーに研究職として入社しました。

学生時代は英語の勉強を頑張り、「TOEIC925点」と「英検準一級」を持って就職活動を行い、現在の会社に就職しています。

実際の就活経験談を交えて解説しますので、少しでも参考になると幸いです。

目次

就職活動ではTOEICと英検どっちが有利?

「TOEIC」と「英検」、どちらも有名な英語資格です。

この2大英語資格、就職活動ではどちらがより評価されるのでしょうか?

結論から言うと、

「TOEIC」の方がより評価されやすいです。

私の就職経験談をお話しします。

私は学生の頃、「TOEIC925点」と「英検準一級」を取り、就活に臨みました。

もちろんどちらも履歴書の資格欄に記入していたのですが、面接で話題に上がるのは毎回「TOEIC」の方。

面接官

「TOEIC925点すごいね。」
「どのくらい勉強したの?」
「ってことは英語全然問題ないね。」

一方、「英検準一級」について面接で触れられたことはほぼありませんでした。

就活を終え、今働いているメーカーに就職しましたが、後日談で聞いた採用理由はなんと、

「TOEICの点数が異常に高かったから」。

TOEIC恐るべし・・・。

面接官の食いつき方、採用理由、どれをとってもやはり「TOEIC」の方が評価の対象になりやすいことは間違いありません。

TOEICの方が評価される理由

「TOEIC」と「英検」、どちらも立派な英語資格ですが、就職活動の場では「TOEIC」ばかりが取り上げられます。

その理由は一体なぜなのでしょうか?

学生の頃は私も理由がよくわかりませんでしたが、実際に会社で働くと色々見えてくるものがありましたので、ここで解説していきます。

横並びで比較しやすい

就職活動をする多くの人は事前にTOEICを受験し、エントリーシート(ES)や履歴書に点数を記入します。

そのため、採用活動をする企業側は、就活生の英語力を「TOEICスコア」という同一の基準で比較することが可能です。

一方で、英検はどうでしょうか。

例えば、就活生の中でも割合が多い「大学生」で受験者数で比較すると、英検を受験する大学生はTOEICと比べて非常に少なくなっています。

総受験者数大学生の
受験者数
総受験者に対する
大学生の割合
TOEIC220万人7万人約2%
英検392万人78万人約35%
日本英語検定協会HP(受験の状況)および国際ビジネスコミュニケーション協会公開資料(DAA2020)のデータを基に計算

英検で就活生の英語力を比較しようにも、そもそも受験者が少ないので、英語力を比べられないのが現状です。

就活生の英語力を「横並びで比較しやすい」ことが、TOEICを評価の対象とする理由の一つと考えられます。

英語力をイメージしやすい

TOEICは入社後も受験する機会が多いため、採用側(人事や面接官)もTOEICがどの程度の難易度なのか、よく理解しています。

入社後にTOEICを受験する例としては、

  • 「新入社員研修」で団体受験
  • 「昇進」や「海外赴任」の条件を満たすために受験

人事や面接官も何度となくTOEICを受けてきているので、TOEICで高得点をとることの「凄さ」が肌感覚でわかるTOEICの方が評価しやすいのです。

一方で、社会人になって英検を受験する人はほとんどいないのが現状です。

面接で「英検準一級です!」と言われても、

面接官

(なんか英語が得意そうなのは分かるけど、あんまりピンとこないな…。)

というのが面接官の本音ではないでしょうか。

採用側にとって英語力をイメージしやすいこともTOEICが評価の対象となる理由として挙げられます。

TOEICの方がビジネス英語に近い

TOEICは「ビジネス英語」だとよく言われています。

例えば、TOEICの問題集を解くと「ビジネス会議の聞き取り問題」が出てきたり「ビジネスメールの読解問題」が出てきたりします。

問題内容がビジネスの現場で使う英語に沿っているため、採用側はTOEICスコアから「ビジネスでどれだけ英語が使える人なのか」を想像しやすいのです。

一方で、英検はビジネス英語に特化しているわけではありません。

専門用語の多い学術的な文や、小説の一節から抜き取ったような文も出題されます。

英検はより一般的な英語力を評価できると言えますが、

「ビジネスの現場に沿った英語力を簡易的に評価したい」と採用側は考えるため、英検よりも TOEICの方が評価対象とされやすいのです。

まとめ

本記事では、就職活動で「英検」よりも「TOEIC」の方が評価される理由について解説しました。

「TOEIC」がより評価の対象となる理由は、大きく次の3つです。

  • 横並びで比較しやすい
  • 英語力をイメージしやすい
  • TOEICの方がビジネス英語に近い

もちろん、「英検」も優れた英語力を示せる資格の一つなのは間違いありません。

しかし、「就職活動」に限定した場合、やはりTOEICの方がウケがいいのも事実。

「就活まで時間が無い!」という方はTOEIC一本に集中して勉強するのがよいと思います。

良い点数を取って就活を有利に進めましょう。

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