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【英単語帳は“資産”】受験も留学もTOEICも全部シス単で乗り越えてきた話

Toshi

みなさん、英語勉強してますか?

私は日本のメーカーで研究職として働く普通のサラリーマンです。

社会人になって勉強から解放されたと思いきや、「TOEIC」や「ビジネス英語」を会社から求められ続けることを知り、勉強は一生続いていくものなんだと再確認しております。

私は高校時代から社会人になるまで、英語の勉強には時間を多く費やし、最終的にはTOEICで900点以上、英検準一級を獲得することができました。

英語の勉強を長年やってきて特に効果があったと思う勉強法は、「英単語帳の使い込み」です。

大学受験を終えてからもずっと“同じ”英単語帳を使い続けることで、自分特化のオリジナル英単語帳に変貌し、英語学習の強力な相棒になってくれました。

今回は、これまで私が英語を学習する上で実践してきた、英単語の勉強法についてお話ししたいと思います。

目次

大学受験(高校時代)

私は高校に入学した当時、英語が最も苦手な教科の一つでした。

模擬試験を受けても点数は毎回半分程度だったと記憶しています。

その後、高校2年の終わりぐらいから「このままではさすがに受験がヤバい!」と思い始め、英語の勉強に力を入れ始めます。

当時高校の授業で使っていた英単語帳は『システム英単語』でした。

なにから勉強していいかよくわからなかった私は、英語が得意な友達から言われるがまま、とりあえず英単語をひたすら覚えるところからスタートしました。

当時私が使っていたシステム英単語(Ver.2)は次のような構成になっていました。

  • 第1章:Basic(最頻出単語1~600語)
  • 第2章:Essential(頻出単語601~1200語)
  • 第3章:Advanced(重要単語1201~1659語)
  • 第4章:Final(実用単語1660~1972語)
  • 第5章:Brush Up(多義語1~179語)

単語帳の最初のページから順に暗記作業を始め、高校2年の1月~3月で第1章の600語をなんとか暗記し終わりました。

すると、第1章しか終えていなかったにもかかわらず、模試受験中に「長文が分かる!分かるぞ!!」と今までにない感覚を味わったのを覚えています。

その後、だんだんと英単語の暗記にハマり始め、高校3年の夏までには第2章と第5章も暗記し終えました。

そして、挑んだセンター試験では8割、二次筆記試験では6割の点数を取り、無事に第一志望校(旧帝大)に合格することができました。

受験時、第1、2章の暗記量は90%程度、第3章の暗記量は30%程度、第4章の暗記量は10%程度だったと思います。

受験生はとにかく時間が無いので、単語帳に掲載されている単語すべてを覚えようとするよりは、まずは頻出単語だけでも”完璧に”覚える努力をした方がいいです。シス単(Ver.2)で言うと、第1章、第2章、第5章の1200語+αでセンター8割程度は狙えるようなレベル感でしょうか。

英単語の暗記量が増えてくると、自然と英文法や長文読解のパートも理解が進んできます。

今受験生の方で英語の勉強の仕方が分からないという方は、「何も考えずに、まずはひたすら英単語を覚える」ところから始めることをお勧めします。

海外語学留学(大学時代)

大学生になると誰もが一度は憧れる「海外留学」。

私もその一人でした(英語を使って世界中の人と会話ができるってステキじゃないですか!)。

学部生の時に”憧れ”だけで半年間のフィリピン語学留学に行きました。

語学留学中、一番難しかった授業は「ディベート」です。

「ディベート」の授業では、社会問題などに関する資料が授業で手渡され、その資料を10分ぐらいで読み込んだ後、賛成派と反対派に分かれて英語で議論をしていきます。

手渡される資料(書籍やニュース記事)は「実用レベルの英語」で書かれており、大学受験レベルの暗記しかしていない私には難しいものでした。

この時、役に立ったのが、「システム英単語の第3章・第4章」です。

この箇所は実用レベルの英単語を網羅しており、語学留学の授業で触れる”実際”の英語を読むには最適でした。

まさか受験後にも高校時代の英単語帳が活躍するとは思ってもいませんでした(笑)

実際に、システム英単語第4章の序文にはこのような言葉があります。

第1~3章に比べれば、入試における頻度は低いが、実用英語では超重要な単語ばかりだ。『TIME』や『Newsweek』のような雑誌を読みたい人や、将来英語関係の仕事を目指す人には、入試英語と実用英語の橋渡しになるはずだ。

『システム英単語Ver.2(駿台文庫)』、265ページ

受験勉強のみならず、その先の英語学習まで見据えているとすれば、恐るべき英単語帳です・・・。

第3章、第4章を重点的に勉強し直すことで、語学留学の効果を最大化することができたと思います。

TOEIC受験(大学時代)

大学生活も後半になると、就職活動が頭にちらついてきます。

就職活動する際、必ずと言っていいほどエントリーシートでTOEICの点数が求められます。

当然、私もTOEICを受験することになりました。

TOEICの勉強を始めるにあたり、まずはシス単を使って英単語の復習から始めることにしました。

受験勉強中と語学留学中、手持ちのシス単にたくさん書き込みをしていたおかげで、「自分が良く忘れる単語」や「よく問題に出される単語」が一目瞭然の状態でした。

システム英単語の1、2、5章の部分を復習して英語脳を呼び戻し、その後、TOEIC専用問題集を使って演習を重ねることで、900点以上の点数をとることができました。

世の中にはTOEIC専用の英単語帳もたくさん市販されています。

しかし、使い込んだ一般的な英単語帳が一冊あれば、TOEIC勉強はもちろんのこと、英会話やビジネスの現場にも応用できる英語力が身につくと思っています。

まとめ

ここまで、私が実践してきた「英単語の勉強法」について解説しました。

受験、留学、資格試験・・・。どんな形であれ、英語をマスターする近道はやはり“英単語”にあると思います。

「英単語は英語を学習する上での基礎体力のようなもの」です。

戦友となる英単語帳を一冊、大事に使い続けることをおすすめします。

今回は、システム英単語を実例として紹介しましたが、「ターゲット」や「DUO」、「速読英単語」など、好みのものでいいと思います。

もしこの記事をお読みの方が受験生であれば、「学校指定の単語帳」で構いません。

大事なのは、それを「長く使い続けること」です。

社会の”グローバル化”はさらに進み、英語が求められる機会は今後も増えていきます。

そんな社会を生き抜く相棒として、「使い込んだ英単語帳」はきっと活躍してくれますよ。

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