≫ サイトマップ

【就職活動】メーカー先輩社員として座談会に参加した話【質問・回答編】

人事の方にお呼ばれし、先輩社員という立場で就活中の学生さんと座談会してきました。

全ての内容を公開することはできませんが、本記事で共有できる部分は残しておきたいと思います。

座談会に参加した時点での私の履歴は下記の通りです。

Toshi

・大学院卒
・メーカー勤務
・研究職
・社会人3年目

目次

先輩社員座談会の概要

先輩社員座談会の意義は、「企業で実際に働く社員と交流することで、業務内容や雰囲気を感じてもらうこと」です。

業務内容や雰囲気を理解した上で就職活動を進めることができれば、入社前後のギャップを抑えることができ、双方(企業↔社員)にメリットがあります。

今回は人事・先輩社員が数人と学生が100名程度での開催となりました。

形式はオンラインで、先輩社員が簡単に自己紹介をした後、いくつかの部屋に分かれて質疑応答をする形です。

オンライン形式とすることで多人数での同時接続が可能となり、遠方の学生も気軽に参加できるのは良かった点でした。

質問・回答の紹介

学生の皆様から実際に頂いた質問と、それに対する私の実際の回答を公開できる範囲で紹介します。

質問内容
  • 仕事で何に一番やりがいを感じるか?
  • 入社前後のギャップはあったか?
  • 「大学での専門分野」と「携わりたい事業分野」が異なるがやっていけるか?
  • 研究職はなにかを製品化して初めて評価されるのか?
  • 研究職の仕事内容・スケジュール
  • 大学時代の経験で生きたことは?
  • どうやって応募企業を絞っていったか?
  • インターンに参加していないが採用に影響はあるか?
  • 就職活動の時に差別化するために意識したことは?
  • 面接時点で何年後までのキャリアプランを描いていたか?

仕事で何に一番やりがいを感じるか?

メーカー研究職として仕事をしていて一番やりがいを感じることは、やはり「自分の手で開発した製品が世に出ること」です。

特に、「こんな製品があったらいいよね…」と今まさに社会から求められているような製品を世界的に先駆けて開発した場合(また開発している最中)は、とてもやりがいが感じられます。

(「社会の役に立っているという感覚」が”やりがい”の源なのかも…。)

入社前後のギャップはあったか?

学生の頃は、「企業に入社して、オフィスでスーツを着て、上司がいて、仕事をする」というのはなにかすごい「大層たいそうな事」と身構えていました。

しかし、入社して実際に仕事をしてみると、オフィスは大学の研究室の雰囲気とさほど変わらないし、スーツはほとんど着ないし、上司は普通の人間だし…。いい意味で拍子抜けした感じはあります。

あんまり身構え過ぎなくていいですよ。

「大学での専門分野」と「携わりたい事業分野」が異なるがやっていけるか?

やっていけると思います。

例えば、電機系の製品に携わりたいとします。そこには「機械」や「電気」が専門の人だけでなく、材料としての観点から「無機・有機化学」が専門の人、システムとしての観点から「情報処理」、デザインの観点から「人間工学」・「芸術」など、実に様々な専門分野の人々が必要となります。

そして、それは医薬品や食品、化学、ITなどの事業分野でも同じです。

どんな事業分野でも、きっと自分の専門が生かされるポジションがあると思います。

研究職はなにかを製品化して初めて評価されるのか?

そんなことはありません。

メーカーで研究職として働いている中で、開発したものが実際に製品化まで辿り着くのは良くて数年に1度、普通は10~20年に一度のレベルです。

基礎研究~開発~スケールアップ~製品化までをいくつかの段階に区切り、1年間でどの段階まで進めれそうかを設定した上で、その目標に対する進捗度によって評価が決まります。

研究職の仕事内容・スケジュール

メーカー研究職の主な業務は「研究開発(実験)」ですが、その他には「特許調査・出願」、「社員研修」、「セミナー・講演会参加」、「上司面談」などがあります。

勤務形態はフレックス制、在宅勤務は週1回程度です。

大学時代の経験で生きたことは?

直接役立っているなと感じるのは「英語」ですね。

今はどのメーカーも海外売上高比率が高まってきており、「海外の顧客と英語でやり取り」、「海外にある生産工場の現場スタッフと英語でやり取り」、「展示会で英語でやり取り」が普通になってきています。

私は学生時代にフィリピン語学留学を経験し、TOEICの勉強も割と頑張ったので、そこは今に生きているかなと思います。

どうやって応募企業を絞っていったか?

まずは興味のある業種・事業内容で数社まで絞り、最後は会社説明会や先輩社員座談会などで感じる「社員の雰囲気」で決めていきました。

実際に企業のイベントに足を運んでみると、各社特有の文化や雰囲気が肌で感じられます。

私はある業界の中で就職活動を志望していましたが、扱っている製品や事業分野がどこも似たりよったりで、会社の資料や書籍の情報だけではなかなか決め手がありませんでした。

最終的には「人」が一番の決め手だったように思います。

インターンに参加していないが採用に影響はあるか?

私は学生の頃、この会社のインターンに参加していなかったので、インターンは必須ではないと思います。

ただ、学生時代の同期にはインターンした先の企業から面接依頼(逆指名)が来ていた人もいたので、インターンに参加することで採用に有利に働く場合があるのも事実です。

就職活動の時に差別化するために意識したことは?

・・・特にないですね(笑)。

ありのままの自分の姿を話して、それを受け入れてくれる会社に入社することができれば、お互いにそれが一番ハッピーなことだとは思います。

面接時点で何年後までのキャリアプランを描いていたか?

具体的に「何年後に何をする」というのは特にイメージしていなかったように思います。

(今でも、その時々で自分が一番興味あることをしたいと思う派です。)

学生時代に想像していた「仕事」と、入社して働きだしてから思う「仕事」はたぶん全く違うので、今の段階で明確なキャリアプランが無くても普通だし、問題無いと思います。

さいごに

今回は、先輩社員座談会で学生から実際に頂いた質問と、それに対する私の実際の回答を紹介しました。

私も学生の頃は、何かよく分からない「しゃかい」というものに飛び込む不安を抱えていたことを思い出します。

今は先に社会を経験した身として、このような学生と交流する機会があれば積極的に参加し、少しでも疑問を払拭したり相談に応じてあげれたらと思っている次第です。

本記事が少しでも就活生の参考になれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次