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TOEIC・英検の違いと換算【両方受験した経験を踏まえて解説します】

今回は、「TOEIC」と「英検」の違いとスコア換算について解説します。

「TOEICと英検はどう違うの?」
「お互いのレベル感を知りたい」

このような方にオススメの内容です。

本記事の内容
  • TOEICと英検の違い
  • TOEICと英検のスコア換算
  • 両方受験する際の注意点

私は現在、日本のメーカーで働くサラリーマンです。

TOEICと英検は大学生時代に受験し、最終的にTOEIC925点英検準一級を取得することができました。

TOEICと英検を両方受験した経験談を交えながら解説していきますので、参考になると幸いです。

目次

TOEICと英検の違い

TOEICと英検、どちらも有名な英語資格ですよね。

一方で、試験内容にどんな違いがあるのか、どんな人が受験しているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、TOEICの中で最も一般的なTOEIC(L&R)公開テストと英検を比較してみます。

試験内容

TOEIC L&R英検
2技能(筆記のみ)4技能(筆記+口頭)
・リスニング
・リーディング
・リスニング
・リーディング
・ライティング
・スピーキング
TOEIC L&Rと英検の試験内容比較

TOEIC L&Rは筆記試験のみで2技能(リスニング、リーディング)の問題が出題されるのに対し、

英検は筆記試験で3技能(リスニング、リーディング、ライティング)、口頭試験でスピーキングが評価されます。

英検の方がより幅広い英語力を試されると言えるでしょう。

受験者層

続いて、TOEICと英検の受験者層を比較してみます。

TOEIC L&R 英検
学生の割合約40%約90%
社会人の割合約60%約10%
TOEICと英検の2019年受験者層比較:TOEICは国際ビジネスコミュニケーション協会公開資料(DAA2020)、英検は日本英語協会HP(受験の状況)を参考

TOEICと英検の受験者層はかなり異なっています。

TOEICは転職活動や会社の昇進要件で求められることが多く、社会人の割合が高くなっています。

一方で、英検は「英語の力試し」で受験する方が多く、学生の割合が高くなっています。

確かに、私が英検準一級を受験した時は、小学生と思われる小さな子供が会場にいて驚きました。

どちらも人気の英語資格であるにも関わらず、受験者層が大きく異なるのは面白いですね。

活用できる場面

TOEIC L&R 英検
高校
入試優遇
単位免除
大学
入試優遇
単位免除
海外留学
就職活動
TOEICと英検の使える場面比較

高校や大学における入試優遇・単位免除や海外留学の場面では、TOEICと英検どちらも使える可能性があります。

各団体の英語資格活用状況についてはTOEICと英検の公式HPから検索できますので、TOEICや英検が使えるかよく確認しておきましょう。

また、就職活動において、会社は明確な英語資格の基準を設けませんが、評価の対象としてTOEICや英検は間違いなく参考にされています。

英検よりもTOEICの方が参考にされやすい傾向にありますので、就職活動を頑張りたい方にはTOEICがお勧めです。

TOEICと英検のスコア換算

TOEICと英検は試験内容や試験者層などで大きく異なることが分かりましたが、

「TOEICと英検のレベル感について知りたい」

と思われる方も多いと思います。

文部科学省の資料によると、TOEICと英検のスコア換算は次の通りです。

TOEIC L&R 英検
945~990点1級
785~945点準1級
550~785点2級
225~550点準2級
120~225点3級~5級
TOEICと英検のスコア換算:英語の資格・検定試験に関する基礎資料(文部科学省)より抜粋

「この換算表は本当に参考にできるの?」

TOEIC925点、英検準一級を持っている私の経験から言うと、

この換算表は十分参考にできると感じます。

表に従うとTOEIC925点は英検準一級相当になりますが、確かに私はある程度余裕をもって英検準一級を取得できました。

準一級相当はTOEIC785点~945点となりますが、「TOEIC785点でもなんとか準一級が取れるレベル」というのは肌感覚で納得できます。

そして、英検一級相当はTOEIC945点からとなっています。

私は英検一級の過去問を見ましたが、TOEIC925点の私の実力では合格が難しいと素直に感じました。

つまり、「TOEIC945点で英検一級がやっと視界に入るレベル」というのもこれまた納得できます。

文部科学省が公表するこのスコア換算表は、信頼性が高いと考えてOKです。

TOEICと英検を両方受験する際の注意点

TOEICと英検どちらも受験したい方向けに、両方受験した私が危うく失敗しそうになったポイントについて共有しておきます。

TOEIC→英検の順番で受ける人

TOEICは筆記試験だけなのに対して、英検は筆記試験+口頭試験である点で”全く違う試験”です。

TOEICを受験後に英検も受けようと思っている方は、口頭試験の対策をしっかりしておきましょう。

私はTOEIC925点取得後に英検準一級を受験しましたが、二次の口頭試験は合格ラインぎりぎりの通過で危うく落ちかけました。

今ではもっとちゃんと面接対策をしておけばよかったと思っています。

口頭試験と言っても、「英語ペラペラになれ!」という訳ではありません。

質問に対して、「①主張→②理由→③具体例」の順に話す練習をしておくこと

英語での面接に不安な方はオンライン英会話などを使って英語に慣れておくのもいいでしょう。

英検→TOEICの順番で受ける人

英検を受験後にTOEICを受ける方で気を付けることは、TOEICの圧倒的な問題量に慣れておくことです。

TOEICは英語力と同等かそれ以上に「問題処理能力」を問われます。

問題を素早く正確に解くために、問題集を何回も解いて試験形式に慣れておきましょう。

英単語や文法についてはそこまで難しい問題は出題されないので(英検対策で得た知識を転用可能)、薄めの頻出問題集を済ませておけば大丈夫かと思います。

さいごに

「TOEIC」と「英検」はどちらも“使える“英語資格なので、

片方を頑張って勉強したのであれば、その勢いでもう片方も受験しておくべきです。

私は「TOEIC」を受験後すぐに「英検準一級」を取得しましたが、今となってはいい選択だったと思っています。

「一兎を追って二兎を得る」。これが現代の生きる術です。

限られた時間で成果を最大化していきましょう。

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