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『スターツ出版』の株式を取得しました【企業分析と投資判断】

『スターツ出版』の株式を取得しました。

目次

『スターツ出版』の事業

『スターツ出版』は、「書籍出版事業、および、メディア事業を手掛けるIPコンテンツ企業」です。

スターツ出版は、書籍出版事業の一環として小説投稿サイトをいくつか運営しています。

「野いちご」、「Berry’s Cafe」、「ノベマ!」など、自社運営する小説投稿サイトで原石を発掘し書籍化。その後、IP展開までを手掛けています。

最近では、映画「あの花が咲く丘で 君とまた出会えたら。」、マンガ「鬼の花嫁」など、大型ヒット作が続いています。

書籍コンテンツ事業
  • 小説投稿サイト運営
    • 書籍出版(小説、マンガ)
      • IP展開(映画、ドラマ、アニメ化)

また、メディア事業として集客情報サイト「オズモール」や雑誌「オズマガジン」なども運営しています。

メディア事業
  • 集客情報サイト運営
  • 雑誌出版

『スターツ出版』の強み

『スターツ出版』の強みをまとめてみました。

強み➀:リスクフリーなビジネスモデル

『スターツ出版』は無料の小説投稿サイトを運営しており、そこに投稿された作品から原石を発掘し、書籍化するビジネスモデルを構築しています。

投稿者が自主的に投稿するシステムのため作品の制作費は低く抑えられます。また、投稿された作品からビュー数や読者満足度を見て出版作品を決めるため、作品のヒット率を高めることができます。

わずかな費用で宝くじを買っているような状態と言え、非常に優れたビジネスモデルと言えます。

強み➁:豊富なIPコンテンツ

全世界にスマホが普及したおかげで、映像媒体や電子コミックの市場が急拡大し、日本の強みであるIPコンテンツが世界で注目を集めています。

『スターツ出版』はIPコンテンツを多数保有する企業の一つであり、小説&マンガ「鬼の花嫁」はシリーズ580万部越え、映画「あの花が咲く丘で 君とまた出会えたら。」が大ヒットするなど、快進撃を続けています。

映像媒体(ネットフリックス等)や電子コミックが今後さらに普及することで、恩恵を受け続ける企業の一つと考えます。

強み➂:歴史に裏付けられたブランド

『スターツ出版』は、会員数450万人で29年の歴史を持つ情報サイト「オズモール」、創刊38年の雑誌「オズマガジン」などを運営しています。

時代の流れが早い現代において、サービスが長く続いていることは顧客の信頼の証であり、これは一朝一夕に生み出せるものありません。

時が経てば立つほど「顧客の信頼」=「ブランド価値」へと繋がっていき、大きく花開くポテンシャルを秘めていると思っています。

企業分析と投資理由

スターツ出版の株価推移(Google Financeより抜粋)

ここからは株式投資の観点から、企業分析と投資理由について記録を残しておきたい思います(あくまでも私個人のものさしに基づく評価ですので、投資判断はご自身の責任でお願いします)

投資判断する上では、バリュー投資家の元祖ベンジャミン・グレアムの著書『賢明なる投資家』や『史上最高の投資家 バフェットの財務諸表を読む力』の内容を特に参考としています。

  • 競争優位性 
    • 粗利率
    • 純利益率
    • 収益の伸び
  • 財務安定性
    • 自己資本比率
    • 赤字回数
    • 無配回数
  • 割安性
    • PER
    • PBR
    • 総還元利回り

競争優位性

スターツ出版はここ2~3年の間、粗利率40~50%純利益率20%前後をキープしています。ROE=18%ROA=15%といずれも高水準。EPS(一株当たり利益)は10年で約8倍に急成長しています。

市場全体が縮小している出版業界において力強い成長を続けていることからも、スターツ出版は独自の地位を築いていると言えるのではないでしょうか。

財務安定性

スターツ出版の自己資本比率は84%。キャッシュリッチで借金はほとんど無く、強固な財務基盤を有しています。また、過去10年間、赤字・無配はありません(コロナ禍の2020年も黒字を確保しています)。

スターツ出版の財務安定性は非常に高いと言えます。

割安性

スターツ出版は現在、予想PER=10倍、実績PBR=1.4倍(PER×PBR=14)、割安と言える範囲に収まっています。また、配当利回りは3.2%で、比較的高配当な水準と言えます。

投資家向けIRセミナーにて、スターツ出版の社長は次のように述べています。

上場維持基準の観点から自社株買いの可能性は低いが、一方で、配当性向は目標の30%に対して現在23%のため、まだまだ増配の余地はある。

スターツ出版の事業が今後も成長し、かつ、配当水準も上昇していくと考えるならば、今の株価水準は割安と言えるのではないでしょうか。

その他

粗利率・純利益率・ROE・ROAなどの株価指標がいずれも超優秀であるにも関わらず、予想PERは10倍と割安に放置されている理由はなぜでしょうか?

おそらく、株式市場は『スターツ出版』に成長性を見い出していないのだと考えます。

スターツ出版は昨年まで映画・マンガ等の大ヒットが重なり絶好調でした。しかし、今年はヒット作が少なく、前年比で減収・減益予想となっています。

たしかに、今年は大ヒットの反動で売上・利益が落ち込む可能性が高いです。一方、決算説明資料を見ると、来年・再来年は映画・ドラマ・アニメなどがそれぞれ6本ずつ計画されており、私は近い将来、再び成長軌道に戻ると考えています。

決算説明において社長は、「今年は種まきの時期で、来年度以降にIP展開が加速する」と述べています。

  • 現状は非常に割安な株価水準であること
  • 今後のIP展開でヒット作が生まれる可能性を秘めていること

以上を考慮すれば、株価には大きなアップサイドがあるのではないかと見ています。

まとめ

本記事では、私が『スターツ出版』に投資した理由について紹介しました。

  • 粗利率、純利益率が高く、優良なビジネスモデルを構築している
  • 自己資本比率84%と、財務安定性が高い
  • 予想PER=10倍、実績PBR=1.4倍で株価水準は割安
  • 来年以降に映画化、ドラマ化、アニメ化が多く控えており、IP展開が加速する

など好材料が多く、今回投資する判断を行いました。

日本のアニメ、マンガは海外でも人気が高く、スターツ出版は世界にも事業展開できるポテンシャルを秘めていると思っています。

日本を代表するIPコンテンツ事業として、今後の活躍を期待しています。

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