こんにちは、Toshiです。
引き続き、転職についての記録です。
前回の記事では、素材メーカー研究職の私が30代前半で最終製品メーカーに転職を決めた理由について綴りました。

- 素材メーカーの枠を飛び越えて、試してみたいアイデアがある。
- 携わっていたプロジェクトが終わり、タイミングが丁度よい。
- キャリアの観点からも、30代前半での転職は良い選択と考えた。
本記事では、どのような流れで転職活動が進み、どのような基準で最終的に転職先を選んだのか、記録を残しておきたいと思います。
30代メーカー研究職の転職活動記録
応募企業の選定
転職の決意を固める以前から、どのような企業がキャリア採用の募集を出しているのか、たまに状況を確認していました。
確認方法としては、
- いくつかの大手転職サイトで興味ある仕事内容やキーワードで検索
- 興味ある企業があれば、その企業のキャリア採用公式ページまで飛んで、仕事内容や待遇をチェック
「転職したい!」と急に思い立っても、そのタイミングで応募が出ていない場合があるので、少しでも転職の可能性を考えている方は普段から確認するのがよいと思います。
履歴書・職務経歴書の作成
転職の決意が決まった後、応募に向けて関係書類を作成していきました。
- 履歴書:経歴、資格などを簡潔に記載
- 職務経歴書:応募先企業のニーズを意識しながら職務経験や能力をアピール
私の場合はフォーマットの指定が無かったので、大手転職サイトで公開されているテンプレートを参考に作成しました。
履歴書は淡々と経歴や資格を記載していきましたが、職務経歴書は応募先が求める人物像を意識して、アピールできそうな職務経験や能力から優先して記載していきました。
応募・面接・内定
応募フォームから書類を提出した後、1~3週間で書類選考通過の連絡がきました。
面接では、人事担当者と技術部門責任者の2名から次のような質問がありました。
- 簡単に自己紹介
- 大学時代の研究説明
- 新卒~現在までの職務説明
- 異動を経験した背景(希望orローテーション)
- 今回応募した理由
- 勤務地の確認(引っ越し可能?)
- 希望年収の確認
- 転職活動状況の確認
- 逆質問の有無
- 大学時代に留学した背景
- 現業務における海外経験の有無
- 技術スキルに関する確認
- 具体的に取り組みたい製品分野
- 希望部署の確認
面接で特に興味を持って頂いたポイントは、「大学時代の語学留学経験」と「樹脂加工、製品設計まで含めた幅広い業務経験」でした。
近年、日本は少子化で人口が減少しており、メーカー各社は海外展開に軸足を移しています。「海外経験」や「語学能力」のある人材は企業から強く求められていることを肌で感じます。
また、私は素材メーカーにいながら、業務の一環で樹脂加工や製品設計まで経験をしていました。最終製品メーカーからすると、樹脂加工や製品設計ができる人材はまさに「即戦力」であり、高く評価頂きました。
希望年収は、600万円以上(現在の年収以上)と伝えました。具体的な社名は言いませんでしたが、転職活動状況を質問された際は「同業他社にも応募している」ことも率直に伝えました。
結果的には、650~700万円の待遇で内定を頂きました。自分のアイデアに興味を持って頂き、ぜひ入社後に製品化の検討をして頂きたいとの姿勢を示して頂いた最終製品メーカーからの内定を承諾しました。
退職手続きと入社準備
退職する旨を上司に報告し、退職手続きを進めました。また、業務引継ぎの期間は約1ヵ月設け、最終退職日の日付を設定しました。
- 退職届の提出
- 守秘宣誓書の提出
- 財形貯蓄の解約
- 従業員持株会の解約
引継ぎ業務を行いながら、同時並行で入社準備も現在進めているところです。
- 引っ越し先の賃貸契約
- 車購入(通勤用)
- 雇用時健康診断の受診
まとめ
以上、本記事では、転職活動のリアルな様子を綴りました。
- 「海外経験」や「語学能力」があること
- 「即戦力」として貢献できる能力があること
これらは転職活動において高く評価されるポイントのように感じます。
転職を考えている方は、「自分のやりたいこと」と「応募先企業が求めている能力」がマッチングする企業か否かを考えると、スムーズに転職活動が進むのではないでしょうか。
本記事が皆さんの参考になれば幸いです。
