「株の初め方を知りたい!」
「株に興味あるけどなんか怖い」
「必要な手順や手続きは?」
このような疑問に答えます。
株式投資の始め方
- 目標設定:何年後にいくら?
- 戦略策定:投資スタイル決定
- 投資準備:証券口座を開設
- 株式購入:銘柄を決めて購入
株式投資を始めたいけどやり方が良く分からない方も多いのではないでしょうか。
私自身、つい2年前までは株式投資など一度もやったことがない完全初心者で右も左も分かりませんでした。
今回は、当時私が感じていた“不安”や“疑問”を思い出しながら、株式投資を始めるまでの手順について解説していきます。
初心者でも分かる株式投資の始め方
➀目標設定:何年後にいくら貯めるか?
まずは株式投資を始める前に、「何年後」に「いくら」貯めるかをざっくりでいいのでイメージしておきましょう。
「何年後」に「いくら」のイメージが無ければ、よく分からないままリスクの大きい商品に手を出してしまう可能性があります。
このイメージがあれば、逆算して毎月何円の積立が必要かも分かりますね。
まずは株式投資のイメージを持つ
一般的に、株式投資の平均利回りは4~5%と言われています。
例として、私が実際に株式投資した結果を公開しますね。
- 投資先:全米株式(S&P500)
- 積立額:毎月3.3万円
- 積立期間:1年間
※これで成績はかなり良かった方です。
利回りは10%を超える年もあれば、-10%の年もあり、長期で見ると4~5%に落ち着きます。
平均利回りは4~5%を想定した上で、「何年後」に「いくら」貯めるか設定してみてください。
➁戦略策定:投資スタイルを決める
「何年後」に「いくら」貯めるかを決めたら、次は「どんなふうに」株式投資を進めていくか決めます。
株式投資には「王道」と言われる2つの”型”があります。
- インデックス投資
- 高配当株投資
インデックス投資
「インデックス投資」とは、指数(インデックス)に連動した株価に対して投資する手法です。
「特定の企業」ではなく、「代表的な企業群」にまとめて投資すると想像してください。
代表的な指数(インデックス)には次のようなものがあります。
- 日本
- 日経平均株価:代表的な日本企業225社
- 東証平均株価(TOPIX):東証一部約2000社
- アメリカ
- ダウ平均:代表的な米国企業30社
- S&P500:代表的な米国企業500社
インデックス投資のメリット・デメリット
「インデックス投資」のメリット・デメリットについて紹介します。
- 分散投資するのでリスクが低い
- 長期的なリターンは大きめ
- ほったらかしでOKなので楽
- 売却するまでは利益が安定しない
- 配当金は期待できない
インデックス投資は「代表的な企業群」に投資するので、いちいち企業の業績を把握して売買する必要がありません(業績の悪くなった企業は自動的に退場)。
一度投資を始めたら基本ほったらかしでOKなので、運用が楽なのも魅力ですね。
一方、インデックス投資のデメリットは、「売却するまで利益を確定できない」ことです。
右肩上がりを続けるのは“評価額”であって、“現金”ではありません。
株式を売却して現金に変えるまでは、利益が確定していないことに注意してください。
高配当株投資
「高配当株投資」は、配当金を多く出す企業を自分で選んで投資する手法です。
※ 配当金=株主に対して”毎年”還元されるお金
「インデックス投資」は「株価の右肩上がり」を期待して投資しますが、
「高配当株投資」は「毎年の配当金」を目的とする点で大きく異なります。
例として、有名な高配当株であるJT(日本たばこ産業)の株価・配当金を見てみます。
2016年~2020年の5年間でJTの株価は下がり続けていますが、配当金は順調に右肩上がりを続けていた点がポイントです。
高配当株投資のメリット・デメリット
高配当株投資のメリット・デメリットについてまとめました。
- 毎年配当金が入るので投資の実感が湧く
- 利益が安定しやすい
- 自分好みに投資先を選べる
- 投資先を選ぶ手間がかかる
- 利回りはインデックス投資よりもやや低い
「高配当株投資」では”毎年”配当金が入るため、「自分が今どのくらいの資産所得を得ているか」のイメージが湧きやすいです。
一方、高配当株投資のデメリットは、投資先を選ぶ手間がかかる点です。
「インデックス投資」は基本ほったらかしでOKでしたが、「高配当株投資」は投資先の企業を自分で選定し、購入後も銘柄の入れ替えをするのが基本となっています。
初心者は「インデックス投資」がおすすめ
投資初心者は「インデックス投資」から始めるのがおすすめです。
初心者にとって「高配当株投資」は銘柄の選定が難しいため、ほったらかしOKでリターンも見込める「インデックス投資」から入るのが無難だと思います。
③投資準備:証券口座を開設する
目標と投資スタイルが決まったら、さっそく証券口座を開設しましょう。
おすすめの証券は「SBI証券」か「楽天証券」です。
これらの証券は次の要素を満たしています。
- 取引手数料が業界最低水準
- 取り扱い銘柄が多数
- NISA、iDeCo対象銘柄も豊富
- クレカ投資でポイント貯まる
「口座開設費」や「口座維持費」は無料です。
④株式購入:投資先を決めて購入する
証券口座を解説したら、投資先を決めて購入していきます。
「インデックス投資」をする際に注目すべきポイントは投資先(投資信託)の管理費(信託報酬)です。
投資先に支払う管理費(信託報酬)が高いと、せっかくの利益が目減りしてしまいます。
投資を検討できる投資信託の信託報酬は0.5%以下が目安です。
できるだけ「信託報酬」が低く、人気と実績のある投資先を選びましょう。
人気と実績のある投資先を挙げておきますので、迷ったら次の中から選べば間違いないと思います。
- SBI証券の方
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド
- 楽天証券の方
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- 証券口座を問わずおすすめ
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 先進国株式
- eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
まとめ
最後に、本記事で解説した「株式投資の始め方」についてまとめます。
●目標設定:何年後にいくら?
→目標を決めたら毎月の積立額を逆算
●戦略策定;投資スタイル決定
→初心者は「インデックス投資」がおすすめ
●投資準備;証券口座を開設
→SBI証券or楽天証券がおすすめ
●株式購入;投資先を決めて購入
- おすすめ投資先
- SBI証券-SBI・Vシリーズ
- 楽天証券-楽天インデックスシリーズ
- 証券問わず-eMAXIS Slimシリーズ
「銀行に預けても低金利」、「給与もなかなか上がらない」という現代社会において、株式投資による資産の形成は必須級と言えます。
投資初心者の方も、まずは少額からでもいいので始めてみてはどうでしょうか。
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