米国株式ベアファンド『NASDAQ100ダブルインバースETF』を売却しましたので、ここに記録を残しておきます。
- 運用損益:-212.5万円 (-58.5%) ※税引後
- 運用株数:135株
- 取得金額:363.1万円 (株価26,898円)
- 売却金額:150.6万円 (株価11,155円)
- 配当利益:0万円 ※税引後
- 運用期間:2025.4~2025.10
売却理由
売却理由は、「他に投資したい銘柄が見つかり、投資資金を確保するため」です。大きな含み損を抱えた中、泣く泣く決断しました。
売却した銘柄は、「iFreeETF NASDAQ100ダブルインバース」です。米国株式指数「ナスダック100」(米ドル建て)の値動きに対し、-2倍の値動きをする金融商品となっています。
投資したのは2025年4月。トランプ大統領が関税を発表し、世界各国の株価指数が暴落する中での投資でした。

関税発動の期限が迫る中、トランプ大統領は関税発動の延期を発表します。
世界各国と交渉が進む中で、関税率は徐々に引き下がり、極端な経済ショックの不安が払拭されるにつれて、株価指数も急回復しました(含み損が一気に増えました)。
投資したエントリー時の記事では、「『米国経済の右肩上がり神話』がついに終わり、バブル崩壊に向かっている可能性がある」と記しています。
この考えは今も変わっていません。しかし、私が考えていなかったのは、「バブル崩壊が”どのタイミングで”訪れるかを知ることはできない」という点です。
常識ではあり得ないようなバリュエーションで株価が取引されているとしても、「今まさにバブルが発生している」という事実があるのだから、それがあと2年、3年続く可能性だって全然あるのです。
「バブルはすぐに崩壊するはずだ!(崩壊すべきだ!)」という思い込みによって、最終的に大きな損失を被ってしまいました。
学び
株式市場では、時に、PER=100倍を超えるような考えられない株価まで吊り上がったり、逆に、ネットキャッシュを割るような考えられない株価まで暴落することが本当に起こります。
したがって、「ファンダメンタル」的な企業分析だけでは十分と言えず、「テクニカル」的な分析(市場心理を読み解く分析)も組み合わせる必要性がある、と感じました。
また、今回投資していたETFは、株価指数に対して-2倍の値動きをする投資商品でした。レバレッジがかかっており、疑似的に信用取引をしているような状態です。損失も2倍の速さで増えており、レバレッジ商品の怖さを痛感しました。
今後は過度なレバレッジを控え、「市場の気まぐれ」にうまく付き合っていくことで、買い・売りタイミングを洗練していければと思います。