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【徹底比較】全世界株vs米国株【どっちに投資すべき?違いを解説】

「積立投資の投資先で悩み中」
「全世界株と米国株の違いは?」
「おすすめ投資信託はどれ?」

このような疑問に答えます。

本記事の内容
  • 全世界株と米国株の比較
  • 全世界株と米国株どっちを選ぶべき?
  • おすすめ投資信託

積立投資を始める人の頭を悩ませるのが、「全世界株と米国株どっちがいいのか問題」ですよね。

私も投資を始める際、「結局どっちがいいの?」と悩んでいた思い出があります。

今回は、私が当時悩んでいた点を重点的に解説していきたいと思います。

目次

全世界株と米国株の比較

まずは全世界株と米国株の違いについて、次の2点に注目して比較します。

  • 構成銘柄
  • 株価成績

構成銘柄

全世界株と米国株の最も大きな違いは、「全世界の企業に投資するか」もしくは「米国の企業のみに投資するか」という、構成銘柄の違いです。

まずは米国株の中で最も有名な指標(インデックス)である「S&P500」について見てみましょう。

米国株式(S&P500)インデックスの構成銘柄と構成比率:「iシェアーズ・コア S&P 500 ETF」より(2024年1月時点)

巨大IT企業のアップル、マイクロソフト、Amazon、Google、半導体のエヌビディア、電気自動車のテスラ、金融系のVISAなど、超有名企業が揃っていますね。

米国株インデックスに投資するだけで、これら全ての企業の株主となることができます。

続いて、全世界株の典型的な構成について見てみましょう。

全世界株式インデックスの構成国と構成比率:「FTSE Global All Cap Index」より(2024年1月時点)

全世界株といっても、約6割は米国の企業で占められている点がポイントです。

各国の代表的な銘柄をまとめました。

全世界株の代表的な銘柄

【米国】アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、テスラ…

【日本】トヨタ、ソニー、キーエンス、ソフトバンク…

【イギリス】ユニリーバ、アストラゼネカ…

【中国】テンセント、アリババ…

【フランス】LVMH(ルイ・ヴィトン)…

【スイス】ネスレ…

【ドイツ】SAP、シーメンス…

【台湾】TSMC…

【韓国】サムスン電子…

アメリカ・中国の巨大IT企業から日本の超有名ものづくりメーカー、ヨーロッパの老舗ファッション企業まで、

全世界の有名企業に広く投資できるのが全世界株の特徴です。

株価成績

全世界株と米国株について、過去5年間の株価を比較してみます。

米国株S&P500(VOO)と全世界株(VT)の過去5年チャート比較:Bloombergより抜粋

過去5年間に限ってみれば、米国企業の成長が特に著しかったことが見て取れますね。

では、もっと長期的に見て、過去20年の株価を比較するとどうでしょうか。

米国株S&P500と全世界株の過去5年チャート比較:楽天証券HPより抜粋

20年振り返って見ると、全世界株式の成績が良い期間(2005年~2015年)もありました。

直近の成績だけにとらわれず、”引きの目線”で投資先を選定することも必要になってきます。

全世界株と米国株どっちを選ぶべき?

直近の成績を見て全世界株と米国株の2つを比較した場合、

  • 米国株 →ハイリスクハイリターン
  • 全世界株→ローリスクローリターン

となります。一般的な傾向では、米国株式インデックスの評価額の値動きは大きく、全世界株式インデックスの値動きはより小幅と言えます。

「何年間積立をする予定なのか」、「どのくらいリスクを取れるのか」などは人それぞれなので、自身の投資目的とリスク許容度によって決めましょう。

どっちか決められない場合、万人向けは「全世界株」と言えます。

「全世界株」の約6割は米国株なので米国企業の成長をしっかり取り込むことができ、ヨーロッパの先進国、中国やインドなどの新興国も含まれているので「分散」が効いてより安心です。

両方積立するのはアリ?

両方買うのも一つの選択肢として アリ だと思います。

「全世界株」の中身の6割は「米国株」なので、両方買ったからといってより分散になる訳ではありません。

しかし、両方買っておけば、5~10年後に「もう片方を買っておけばよかった(泣)」と後悔せずに済むので精神的に優しいと思います。

Toshi

私も米国株S&P500を毎月3.3万(つみたてNISA枠)、残りを全世界株に投資していますよ。

おすすめ投資信託

「全世界株・米国株のどちらかは決めたけど、具体的にどの投資信託に投資すればいいの?」

投資信託を選ぶ際は、コスト(=信託報酬)を目安に選びましょう。

信託報酬とは?

投資信託を管理・運用してもらうための経費として、投資家が運用会社に支払う費用。

信託報酬が年0.5%以下であれば優良な投資信託と言えます。

信託報酬が低く人気も高い投資信託をまとめました。

人気の投資信託
  • SBI証券の方
    • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
    • SBI・全世界株式インデックス・ファンド
  • 楽天証券の方
    • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
    • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  • 証券口座問わずおすすめ
    • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
    • eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)

始める際はまず「つみたてNISA枠」から

投資をこれからスタートする方は、できれば「つみたてNISA枠」からスタートするようにしましょう。

つみたてNISAとは?

少額から積立投資する際に使える国の非課税制度。

非課税の範囲は毎年最大40万円(毎月33,333円)、最長20年間。

本来は株式投資で得た利益に対して約20%の税金がかかりますが、「つみたてNISA」枠内であれば利益に対して税金がかかりません。

「つみたてNISA」の設定は証券口座のページで簡単に設定できますので、ぜひ活用しましょう。

私も社会人2年目からつみたてNISAを始めています。「つみたてNISAは実際どんなものなのか」を知ってもらうために実際の運用成績を公開していますので、参考にしてみて下さい。

最後に

全世界株と米国株について比較してきました。

正直なところ、「どっちかより優れているか」というのはそこまで大きな違いではなく、

「株式投資を始めたかどうか」がより大きな差だと思います。

株式投資はスタートが若ければ若いほど、「複利」の力で資産を大きく増やせる可能性が広がります。

皆さんもぜひ株式投資にチャレンジしてみて下さい。

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