「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の違いを知りたい!
このような方におすすめの記事です。
- インカムゲインとキャピタルゲインの違い
- 投資スタイルの種類
「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」。投資の世界でよく聞く言葉ですが、語呂が似ていて違いが分かりにくいですよね。
私も投資を始める前までは、違いが分からず困惑していました。
今回は、 「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」 の2つの違いについて、投資初心者にも分かりやすく解説していきます。
インカムゲインとキャピタルゲインの違い
「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」、専門用語っぽくて見た瞬間に拒絶反応してしまいそうです。
こういう時は、まず身近な日本語に直して親近感を持ちましょう。
- インカムゲイン=配当金
- キャピタルゲイン=売却益
- インカムゲイン=家賃収入
- キャピタルゲイン=売却益
なんとなく、イメージが湧いたでしょうか。より詳しく解説するとこうなります。
- インカムゲイン=資産を「保有」することで継続的に得られる利益
- キャピタルゲイン=資産を「売却」することで得られる差分の利益
例として、ある企業に100万円の株式投資をし、下図のように、評価額が右肩上がりしたとしましょう。
配当利回りが2%だとすると、毎年2万円程度のインカムゲイン(配当金)を受け取ることができます。
また、評価額が上昇した6年目のタイミングで株式を売却したとすると、(売却時の評価額-投資額)の差分だけ、キャピタルゲイン(売却益)も得ることができます。
投資スタイルの種類
インカムゲイン(配当金)を狙うかキャピタルゲイン(売却益)を狙うかは、投資スタイルによって大きく異なってきます。
以下はその代表的な投資手法の例です。
- インカムゲイン(配当金)を狙う→高配当株投資
- キャピタルゲイン(売却益)を狙う→インデックス投資
「高配当株投資」とは、「高い配当金が得られる銘柄に投資し、定期的な配当金を狙う手法」です。
配当金が口座に振り込まれるので、「自分が今どのくらいの不労所得を得られているか」を実感できます。
一方で、配当利回りが高い企業は既に成長を終えている成熟企業に多く、株価の上昇による売却益は見込みにくいと言われています。
「インデックス投資」とは、「特定の株価指数に連動する銘柄に投資して、売却益を狙う手法」です。
配当金は出さない商品が多いものの、長期的に見て「高配当株投資」よりも大きな売却益を期待できると言われています。
- 高配当株投資:毎年の資金流入(キャッシュフロー)を期待する方
- インデックス投資:長期的に資産形成(ストック)したい方
といった分類もできるかと思います。
投資をする目的やスタイルに合わせて、自分にあった方法を選んでいきましょう。
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