「つみたてNISAおすすめ銘柄は?」
「銘柄選びの基準は?」
このような方にオススメの記事です。
「つみたてNISA」の、
- 銘柄分類
- 銘柄選定基準
- おすすめ銘柄
「つみたてNISAを初めてみようと思ったけど、銘柄の種類が多すぎて選べない!」
こんな方も多いのではないでしょうか。
私もつみたてNISAを始める際は、銘柄の多さに混乱した記憶があります。
今回は、つみたてNISAのおすすめ銘柄について初心者にもわかりやすく解説しましたので、ぜひ参考にしてください。
つみたてNISA銘柄の分類
まず最初に、つみたてNISA銘柄の“全体像“についてお示しします。
投資信託とETF
つみたてNISAの銘柄は「投資信託」と「ETF」の大きく2つに分けることができます。
「投資信託」と「ETF」はそれぞれ異なる特徴があります。
- 投資信託:主流は「配当金再投資型」
- 配当金に課税がされず再投資に回るため、節税対策になってお得
- ETF:基本的に全て「配当金受取型」
- 配当金が定期的に口座に振り込まれるため、投資の実感が得られやすい
投資信託は「配当金再投資型」が主流です。
通常、配当金を受け取る際には約20%の課税がなされます。しかし、投資信託は配当金を受け取らずにそのまま再投資に回るので、節税対策をしながら資産形成を加速させることができます。
ETFは基本的にすべての商品が「配当金受取型」です。
税金分は引かれるものの、定期的に配当金が口座に振り込まれるため投資の実感は得られやすいと言えます。
- 投資に「合理性」を求める人⇒投資信託
- 投資に「実感」を求める人⇒ETF
インデックス・ファンドとアクティブ・ファンド
投資信託とETFはさらに、「インデックス・ファンド」と「アクティブ・ファンド」に分けられます。
- インデックス・ファンド
- 株式指数に連動するよう「機械的」に銘柄選定
- アクティブ・ファンド
- 運用担当者が「独自」に銘柄選定
アクティブ・ファンドは投資のプロが「独自」に銘柄選定するので成績が良さそうな感じがします。
しかし残念ながら、アクティブ・ファンドは株式平均(株式指数)に連動するインデックス・ファンドに勝てない場合がほとんどであることが過去の分析から明らかになっています。
「株価はプロでも読めない」のです。
また、アクティブ・ファンドは運用担当者が銘柄選定をする「人件費」がかかるため、手数料である信託報酬は高く設定される傾向にあります。なります(およそ1%~2%)
一方、インデックス・ファンドは指数に連動して「機械的」に投資するので、人件費はかからず信託報酬は低い傾向にあります(相場は0.01~0.5%程度)。
投資信託やETFを選ぶ際は「インデックス・ファンド」を選ぶことをお勧めします。
インデックス・ファンドが対象とする地域・指数
インデックス・ファンドは、「どの地域のどの指数」を対象とするファンドかによって多くの種類に分けられます。
- 全世界株式
- 先進国株式
- 新興国株式
- 米国株式(S&P500)
- 国内株式(日経平均)
- 国内株式(TOPIX)
- バランス
気になるのは、「どの地域・国に投資すれば儲かるか」ですよね。
参考として、人気の投資信託銘柄であるeMAXIS Slimシリーズで➀全世界株式、②先進国株式、③新興国株式、➃米国株式(S&P500)、⑤国内株式(日経平均)の過去約3年間の運用実績を比較してみましょう。
直近で成績が良いのは米国株式(S&P500)であり、先進国と全世界株式が続きます。新興国株式と国内株式(日経平均)は失速気味です。
一方で、どの国の株価指数が将来伸びていくかは過去のチャートを見ても分かりませんし、投資のプロも知りません。
国・地域を分散してできるだけリスクを抑える意味でも、米国・ヨーロッパ・日本を含む全世界の企業がすべて組み込まれた「全世界株式」が一案になるかと思います。
つみたてNISAおすすめ銘柄
銘柄選びの際は、できるだけ「信託報酬」が低いファンドに投資するようにしましょう。
※信託報酬=投資信託やETFを管理・運用してもらうために支払う手数料
信託報酬が低く、人気も高い投資信託×インデックス・ファンドを並べてみました。
証券会社独自のインデックス・ファンドも多々あるので、お使いの証券口座に合わせて銘柄を選ぶのが良いかと思います。
- SBI証券の方
- SBI・インデックスシリーズ
- eMAXIS Slimシリーズ
- 楽天証券の方
- 楽天・インデックスシリーズ
- eMAXIS Slimシリーズ
- その他の証券の方
- eMAXIS Slimシリーズ
ちなみに、私はSBI証券で「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」と「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」に積立投資しています。
以上、つみたてNISAおすすめ銘柄について解説してきました。
銘柄選定の考え方の指標として、皆様の参考となれば幸いです。
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