8/2(金)、日経平均株価およびTOPIXが歴史的な大暴落を記録しました。
- 日経平均株価:-2,216(-5.81%)
- TOPIX:-166(-6.14%)
日経平均株価については、バブル崩壊初動(1990年4月)の下げ幅を越えて、史上2番目の記録となっています。東証プライム市場は、なんと99%の銘柄が下落したそうです。
自身が保有する個別株も、前日比で3銘柄中2銘柄が大幅下落しました。
目次
歴史的な暴落の理由
さて、このタイミングでなぜ暴落が起きたのでしょうか。日本の実態経済は堅調に推移しており、日本企業の決算が悪化している様子も見られません。
暴落の理由は、大きく2つ挙げられており、
- 米国雇用統計で失業率増加(4.1%→4.3%)が発表され、景気後退入りの懸念から世界的に株安が進んだこと
- 日銀が0.1%→0.25%の利上げを決定し、追加利上げも示唆するなど、円高の進行が意識されたこと
これら2つの要因が重なったため、と言われています。
繰り返しますが、日本の実態経済が悪化している気配はありません(実際、日銀の植田総裁は「日本経済が思いのほか堅調だった」ことを、「金融政策正常化に向けた利上げ決定」の理由に挙げています)。
株式市場を見てみると、日経平均株価のPERは17倍(7月)→15倍(8月)と平均的な水準まで下がってきました。
2024年1月以降、急速に進んでいた日本株の「調整」と捉えるのが、今起きていることの肌感覚により近いと思います。
日本株、歴史的な暴落で思うこと
株高の「調整」とはいえ、歴史的な下げ幅を記録したことがニュースでも大きく取り上げられており、相場は一気に「弱気」へ転換したように感じます。
まだ持ちこたえている米国株がこれから下落局面を迎えた場面を想像すると、短期的には日本株がさらに下落を続ける可能性も容易に想像されますね。
リスク回避の観点から、割高な成長株などボラティリティの大きな銘柄の株式比率は圧縮し、できるだけ現金比率を高めておくフェーズであると私は考えています。
週明けの状況を見て、必要があればポートフォリオの見直しも実施したいと思います。
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