こんにちは、Toshiです。日本のメーカーで研究職として働いています。
今月、入社から約4年間運用してきた従業員持株会を引き出し、全額売却しました。
「売却した理由」、「売却までの手続き」などについて、記録に残しておきたいと思います。
持株会の運用結果
4年間コツコツ積み立てしてきた従業員持株会をほぼ全額売却し、最終的な運用成績は次のようになりました。
- 投資額:90万円
- 売却額:117万円(税引後)
- 利益:27万円(+30%)
多くの企業の従業員持株会では、「積立額に応じて+〇%」という形で購入時の金額を会社が上乗せしてくれる、「奨励金制度」が存在します。
私の会社も奨励金制度があり、奨励金の上乗せも寄与して、4年間の積立で27万円の利益を得ることができました。
従業員持株会の株式を売却した理由
私が勤めている企業は典型的な日本の”メーカー”であり、景気の浮き沈みに株価が影響される「景気敏感株」に分類されます。
アメリカ・ヨーロッパ各国では歴史的な「金利引き上げ」が始まっており、世界的な景気減速が訪れると推測されていることから、景気敏感株である自社株を売却して利益確定しておくタイミングであると判断しました。
また、最近投稿した別の記事も、この1~2ヵ月の間で矢継ぎ早に保有株式を売却していることを報告しています。
しばらくは現金比率を高めて、弱気相場に備える予定としています。
従業員持株会における売却時の注意点
従業員持株会は「会社の制度」なので、売却する際は普通の株式投資以上の制約があります。
- 売却手続きに時間がかかる
- 企業の決算前などは売却ができない
売却手続きに時間がかかる
従業員持株会から株式を引き出して売却するまでには、いくつか手順を踏む必要があります。
- 証券口座開設(申請・承認)
- 証券口座へ株式引出(申請・承認)
- 株式売却
私の場合は、➀に約2週間、➁に約2週間を要し、最終的に株式売却に至るまで約1ヵ月ほどかかりました。
➀「証券口座開設」は株式売却の有無に関わらずいつでも可能ですので、余裕をもって事前に開設しておきましょう。
従業員持株会では、売却までの手続きに時間がかかることを念頭に入れておくと慌てずに済みます。
企業の決算前などは売却できない
企業の決算前や大きなイベントの前後は、従業員持株会の株式を売却できないことが多いです。
これは、社内の事情を知っている社員が意図的に株価の売買で儲けること(インサイダー取引)を防ぐためにルール化されています。
私の場合も、「持株を売却しよう!」と思ったのがちょうど決算前のタイミングだったので、決算が発表されるまで約2週間ほど待ち、会社の承認が下りた決算発表後に売却しました。
従業員持株会では、売却タイミングが制約される場合があることを知っておきましょう。
以上、持株会の売却に関するご報告でした。
コメント