今回は、「社会人が上手にお金を貯める方法」について、私の実体験を基に解説していきます。
「お金の貯め方を知りたい!」
「貯金のコツはあるの?」
このような方におすすめの記事です。
- 社会人が上手にお金を貯める方法
- 社会人がお金を貯めるべき2つの理由
私は現在、日本のメーカーで研究職として働いています。
毎月コツコツ貯蓄を継続し、金融資産額は社会人5年目で1000万となりました。
今回は、そんな私が実践してきた「お金を貯める方法」を全て公開します。
社会人が上手にお金を貯める方法
社会人がお金を貯める方法は大きく3つのステップに分かれます。
- Step 1:毎月の支出を「知る」
- Step 2:貯金額を「決める」
- Step 3:目標を決めて「継続する」
Step 1:毎月の支出を「知る」
貯金の第一歩は、「毎月どのくらいの支出があるのか」現状を知ることから始まります。
毎月の支出を知ることで、
- 何にどのくらいお金を支払っているか
- どこに余計な出費が発生しているか
が明確になります。
例えば、私はExcelで表を作って定期的に支出を確認しています。
Excelは自分好みのレイアウトにできるのが利点ですが、「いちいち手入力するのが面倒くさい」と感じる方も多いと思います。
そんな方は無料で使える家計簿アプリ
銀行口座・クレジットカード・電子決済などを紐づけておくことで、「自動」で毎月の家計簿を作成してくれます。
まずは1ヵ月間いつも通り生活して、今の支出を「知る」ことがスタート地点になります。
Step 2:貯金額を「決める」
毎月の支出を把握したら、必要な出費は残し、不必要な出費は削って、支出を最適化していきます。
- 必要なものは残す
- 不要なものは削る
ただひたすらに生活を切り詰めてしまうと、「生活の豊かさ」が無くなってしまいます。
自分が大事にしたいものにはしっかりお金を使い、不要な部分の支出は減らすようにしましょう。
例えば、私の場合は寮の食堂を必ず利用することで食費を抑える一方で、毎月1万円は好きに使えるように「娯楽費」を確保しました(主に温泉のサウナやカラオケ代)。
無理に節約しようとしても長続きしないので、自分が心地よいと思える範囲で支出を抑えるのが大切だと思います。
資産形成は「自動引き落とし」で
私は「財形貯蓄」による貯金、「株式投資」による資産運用をすべて毎月の「自動引き落とし」で行っています。
「 貯金したいけどつい使ってしまう 」
「 株式投資したいけど買い時に困ってしまう 」
皆さんもそんな経験をしたことが一度はあるのではないでしょうか。
「自動引き落とし」で貯金や資産運用をすると、精神的なストレスなく、何も考えずに勝手に資産を積み立てることができますのでおすすめです。
買い物は「クレカ」or「電子マネー」で
買い物をする際はできるだけ現金を使わず、クレカor電子決済で支払いをするようにしています。
クレカや電子決済を利用するメリットは、
- ポイントが貯まってお得
- 買い物履歴が残って管理が楽
ちなみに私が愛用しているクレジットカードは「ビッグカメラSuicaカード」です。
- 通常時還元率:1.0%
- Suicaチャージ時還元率:1.5%
- 年1回の利用で年会費無料
※Suica提携クレジットカードで年会費実質無料はビックカメラSuicaカードだけ!
クレジットカード決済のみならず、Suicaで電子決済する時もポイントが付与されるのでおいしいです。
株式投資は「つみたてNISA」から
銀行に預けても利子が少ないから、株式投資で資産運用してみたい!
そんな方も多いのではないでしょうか。
実際に私も投資信託に毎月積み立てながら資産運用していますよ。
株式投資を始める際は必ず「つみたてNISA」から始めるようにしましょう。
株式投資をする際に税金が優遇される国の制度。
非課税の上限額は年間40万円(毎月33,333円)。 非課税期間は20年間。
国が資産運用をする国民のために用意したお得な制度です。
興味ある方はこちらの解説記事をぜひご覧ください。
Step 3:目標を決めて「継続する」
支出の最適化が済んだら、後はそれをひたすら継続するのみです。
貯蓄を継続するには、「明確な数字で目標額を決める」ことがポイントです。
例えば、私の場合は「5年で1000万貯める」を目標に設定しました。
明確な目標を設定しておくと次のようなメリットがあります。
- 衝動買いしそうになった時に思い留まることができる
- 将来設計がしやすい
設定した目標は家族に公言したり、私のようにブログで過程を発信し続けるとさらに資産形成を継続しやすくなりますね。
宝くじに当たるでもない限り、資産形成は長期にわたってコツコツ積み上げていくものです。
長く継続できるような仕組みを作っておくことが重要になります。
社会人がお金を貯めるべき2つの理由
「そもそもなんでお金を貯めなきゃいけないの?」
「働いていれば給料入るから良くない?」
このように思う方もいらっしゃるかもしれません。
社会人がお金を貯めるべき理由として、次のような2つの社会動向が挙げられます。
- 終身雇用制の崩壊
- 老後2000万問題
終身雇用制の崩壊
今、日本企業特有の「終身雇用制」が崩壊しつつあると言われています。
正社員として雇った従業員を定年まで雇用し続ける制度。
次のグラフは、過去20年間の正規雇用者(終身雇用者)と非正規雇用者(パート、派遣社員、契約社員など)の推移を表したものです。
非正規雇用者の割合が右肩上がりで増え続けているのが分かります(2020年時点で37%が非正規雇用者)。
もうすでに終身雇用制の崩壊は始まっていると言えるのではないでしょうか。
実際に、トヨタの社長は2019年に「終身雇用制を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と発言して話題になりました。
いつどうなるか分からない将来に備えるためにも、今から資産形成をしておくことが必要になっています。
老後2000万問題
2019年に金融庁が「老後資産が2000万円不足する」という試算を示して話題となりました。
- 夫婦世帯の老後収入:約21万円
- 夫婦世帯の老後支出:約26万円
→毎月5万円の赤字
→老後人生30年とすると、約2000万円を貯蓄で補填する必要がある。
→老後2000万問題!!!
この報告書はつまり、「年金だけでは老後資金が足りない」可能性があることを示しています。
定年を迎えるまでに、約2000万円の資金を“自力で”用意しておく必要があります!
という国のメッセージなんですね。
老後にゆとりある生活を送るためにも、今からコツコツと資産を積み上げていく必要があります。
まとめ
ここまで、「お金を貯める方法」と「お金を貯めべき理由」について解説しました。
- Step 1:毎月の支出を「知る」
- Step 2:貯金額を「決める」
- Step 3:目標を決めて「継続する」
- 終身雇用制の崩壊
- 老後2000万問題
将来お金に困らないためには、「若いうちから真剣にお金について考える」ことが重要です。
この記事を読んで、少しでも資産形成について考える人が増えれば嬉しいなと思っています。
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