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アクティブ・ファンドとインデックス・ファンドの違いを解説

「アクティブ・ファンドとインデックス・ファンドは何が違うの?」

このような疑問に答えます。

本記事の内容
  • 「アクティブ・ファンド」と「インデックス・ファンド」の違い
  • 過去の運用成績比較
  • 初心者におすすめはどっち?

「アクティブ・ファンド」と「インデックス・ファンド」、どちらも言葉が長ったらしくて、一体何のことを指すのか分かりにくいですよね。

今回は、投資初心者の方にも分かりやすく「アクティブ・ファンド」と「インデックス・ファンド」の違いを解説していきたいと思います。

目次

アクティブ・ファンドとインデックス・ファンドの違い

アクティブ・ファンドとインデックス・ファンドは、どちらも「投資家からお金を預かって資産運用する機関」の名称です。

「じゃあ何が違うのか?」というと、「資産運用の方法」に大きな違いがあります。

アクティブ・ファンドは、運用担当者が「独自」に投資銘柄・資産配分比率を選定し、資産運用しています。

一方、インデックス・ファンドは、特定の株式指数に連動するよう「機械的」に投資銘柄・資産配分比率を選定し、資産運用しています。

アクティブ・ファンドとインデックス・ファンドのイメージ図
  • アクティブ・ファンドに投資=運用担当者の腕に賭ける
  • インデックス・ファンドに投資=株価指数の伸びに賭ける

という違いがあると言ってもいいでしょう。

投資家目線から見たアクティブ・ファンドとインデックス・ファンドの違いをまとめてみました。

アクティブ・ファンドとインデックス・ファンドの違い

リスク・リターンの違い

アクティブ・ファンドは運用担当者が「独自」に銘柄選定しているため、良くも悪くも「運用担当者の腕」に運用成績が左右されます。

運用担当者の読みが当たれば利益が生まれますし、読みが外れれば当たり前ですが損することになります。

一方、インデックス・ファンドは特定の株式指数に連動するよう「機械的」に銘柄選定しているため、運用成績は「株価指数と連動」します。

したがって、どの株価指数(全世界?、米国?、日本?…)に連動したインデックス・ファンドに投資するかによっても、運用成績が変わってくることになります。

手数料(信託報酬)の違い

  • アクティブ・ファンド:高い傾向
  • インデックス・ファンド:低い傾向

アクティブ・ファンドは運用担当者が銘柄選定をする「人件費」がかかるため、手数料である信託報酬は高く設定される傾向にあります。なります(およそ1%~2%)

一方、インデックス・ファンドは指数に連動して「機械的」に投資するので、人件費はかからず信託報酬は低い傾向にあります(相場は0.01~0.5%程度)。

運用コストの面ではインデックスファンドの方が有利と言えるでしょう。

運用成績比較

アクティブ・ファンドとインデックス・ファンドはどちらの運用成績の方が良いのでしょうか。

ある米国の金融機関の調査によると、「長期的に見るとインデックスファンドの勝率が60~90%ほど高い」ことが明らかになっています。

運用期間に対するインデックス・ファンドの勝率:S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの公表資料より東証マネ部!作成(2017年6月時点)

「プロの人間が銘柄選定するアクティブ・ファンドよりも、株式指数に連動したインデックス・ファンドの方が勝率は高い」ことが如実に表れていますね。

「プロでも指数平均を上回ることが難しい」ことは株式投資の世界でよく知られた”事実”です。

コストが低く、運用成績も優れたインデックス・ファンドを選ぶのが合理的な選択と言えます

インデックス・ファンドと言ってもたくさんの種類の商品がありますので、「どの国のどの指数に連動したファンドを買うか」「信託報酬はどの程度か」といった基準で、自分に合った商品を見つけていきましょう。

例えば、下記記事では「全世界株」と「米国株」を比較しています。

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