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日経平均株価とTOPIXの違い【構成銘柄からわかるそれぞれの特徴】

日経平均株価とTOPIXの違いを知りたい

このような方におすすめの記事です。

本記事の内容
  • 日経平均株価とTOPIXの違い
  • 日経平均株価とTOPIXのチャート比較

テレビのニュースを見ていると、よく終わり際に「今日の日経平均株価とTOPIXは…」とアナウンサーが言っているのをよく聞きます。

なんとなく、日本の株価に関することくらいは分かりますが、両者の違いをハッキリ説明できる人は意外と少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、日経平均株価とTOPIXの違いを解説し、構成銘柄からそれぞれの特徴を探っていきます。

目次

日経平均株価とTOPIXの違い

日経平均株価とTOPIXには、大きく2つと違いがあります。

  • 指数化の方法
  • 構成銘柄

指数化の方法

日経平均株価は日本企業の「株価」を表す代表的な指数です。

株価=株式1つあたりの値段

株価の高い企業ほど、日経平均株価に与える影響は大きくなります。

一方、TOPIX(=TOKYO Stock Price Index)は日本企業の「時価総額」を表す代表的な指標です。

時価総額=発行株式数×株価

時価総額の大きな企業ほど、TOPIXの値に与える影響は大きくなります。

同じ株式指数と言っても、日経平均株価とTOPIXでは表現しているものが違うと言えますね。

構成銘柄

日経平均株価は代表的な日本企業「225社」で構成されています。

日経平均株価の内訳は次の通りです。

日経平均株価の構成銘柄比率:日経平均プロフィルHPの情報を基に作成(2021年9月時点)

上からファーストリテイリング(ユニクロ)、東京エレクトロン(半導体製造装置)、ソフトバンクGと続いていきます。時代の流れに乗った大企業が名を連ねている感じですね。

一方、TOPIXは東証一部に上場している「全銘柄」で構成されています。

TOPIXの内訳は次の通りです。

TOPIXの構成銘柄比率:JPX日本取引所グループHPの情報を基に作成(2021年9月時点)

上からトヨタ、ソニー、キーエンスと続いていきます。誰もが一度は聞いたことがある老舗企業が並んでいる感じですね。

このように、日経平均株価とTOPIXでは上位の構成銘柄とその比率が全く異なることを知っておく必要があります。

日経平均株価とTOPIXのチャート比較

続いて、TOPIXと日経平均株価の推移を過去20年にわたって比較してみましょう。

過去20年の日経平均株価とTOPIXのチャート比較:YahooファイナンスHPより抜粋・編集

リーマンショック以降(2009年~)は日経平均株価の方が上昇率が高くなっています。

日経平均株価は構成銘柄が定期的に入れ替わり、時代の流れを反映した好調な企業の構成比率が高くなることが上昇率の高い一因と考えられています。

もし国内株式のインデックスファンドに投資したいと考える場合は、過去の成績を考慮して日経平均株価連動型を選択するのもアリかと思います。

以上、

日経平均株価とTOPIXの違いについて解説しました。

今後は日経平均株価やTOPIXを取り巻く環境が大きく変動する可能性があります。

理由は、2022年4月より現在の市場区分(東証一部、東証二部、マザーズ…)が廃止され、新しい市場区分(プライム、スタンダード、グロース)が適用されるためです。

もしかすると、来年以降は日経平均株価に代わってTOPIXの上昇率が高くなるかもしれません。

引き続き国内株式市場の動向に注目していきましょう。

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