『日本製鉄』の株式を売却しました。
- 運用損益:-13.3万円(-4.8%)
- 運用株数:800株
- 取得金額:275.9万円(取得株価3449円)
- 売却金額:251.8万円(売却株価3148円)
- 配当利益:+10.8万円 ※税引後
- 運用期間:2024.1~2024.11
売却理由
売却理由は、「他に魅力的な銘柄が見つかり、投資資金を確保するため」です。先日、DeNAの株式を取得した記事を投稿しましたが、DeNAへの投資資金の一部は、日本製鉄の売却資金で賄っています。
日本製鉄への投資振り返り
日本製鉄へ投資したのは約1年前の2024年1月でした。当時のエントリー記事にも記していますが、投資を決定した際、「日本製鉄は構造改革を進めており、まもなく特別損失は縮小し、会計上の利益も上向く」と分析していました。
しかし、実際は今年(2024年)が構造改革の最終年度となっており、会計上の利益は今年も引き続き低い見通しが開示されました。「読みを誤り、エントリーが1年早かった」ことになります。
読みは誤りましたが、日本製鉄は約5%の高配当銘柄なのでそのまま保有続行していました。しかし、ここにきてDeNAへの投資資金を捻出する必要が出てきたため、今月をもって売却としています。
学び
今回の日本製鉄への投資で得た学びの一つは、「配当5%でも割安とは限らない」という教訓です。
例として、私が今保有しているINPEXと比較してみます。INPEXは配当利回りこそ現在4.3%程度ですが、今年度は自社株買いを1300億円(時価総額の5.2%程度)を発表しており、配当と自己株式取得を合わせた「総還元利回りは9.5%」です。
日本製鉄は自己株式取得を行っていないので、「総還元利回りも5%ほど」です。INPEXの方が倍近く株主還元しており、実際に株価も上昇傾向にあります。
割安株として投資するならば、総還元利回りが10%前後期待できる銘柄(最低でも8%前後の銘柄)を狙うのが良いと今回の投資で感じました。
日本製鉄の株式は売却しましたが、会社の業績自体は全く問題ないと思っています。おそらく2025年3月期は特別損失が解消されるため、資金に余裕があれば引き続き日本製鉄への投資を検討していきます。
コメント