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『カバー』の株式を売却しました【売却理由と運用振り返り】

投稿が遅くなりましたが、『カバー』株の売却記事を書いておりませんでいたので、ここに記録しておきます。

  • 運用損益:-11.4万円 (-6.7%) ※税引後
    • 運用株数:1000株
    • 取得金額:171.2万円 (取得株価1712円)
    • 売却金額:159.8万円( 売却株価1598円)
    • 配当利益:0万円 ※税引後
    • 運用期間:2024.5~2024.8
目次

売却理由

売却理由は、「8月5日の市場暴落を受け、現金比率を高めてリスク抑制的なポートフォリオに変更するためです。

個別株の銘柄選びは基本的に「グレアム流のバリュー株投資法」を参考にしていましたが、今回の『カバー』に限っては「オニール流の成長株投資法」を初めて参考にしました。しかしながら、結果的には損切りで売却する結果となっています。

カバーへの投資振り返り

『カバー』はVtuberタレントからなる「ホロライブ」の運営元であり、日本の強みであるアニメルックなコンテンツを武器に、世界中で人気を博しています。

カバーは私が投資した2024年5月時点で予想PER:25倍、実績PBR:12倍と、グレアム流のバリュー株投資法では絶対に投資対象とならないような銘柄でした。

一方、「様々な企業とのタイアップ」、「ライブ映像中の(外国人を含めた)熱狂的な盛り上がり」、「配信活動での数万人規模の同時視聴数」などを見て、国内・海外問わず人気が拡大していることは少し前から確認しており、チャンスがあれば投資したいとも考えていました。

そんな時、『オニールの成長株発掘法』という本を読んで「”成長株”という指標であれば共通点が多い」ことを感じ、バリュー株ではなく成長株の銘柄として初めて投資を行います。

その後、株価は好決算を受けて一時期急騰する場面もありましたが、2024年8月5日、日本株式市場で歴史的な暴落が起こります。

2024年8月の大暴落では、日経平均やTOPIXなどの指数が1日にして-10%以上値下がりし、これは私が本格的に投資をスタートしてから初めて経験する暴落でした。

バリュー株として投資していた日本製鉄やINPEXは「すでに割安なのでいつか株価は戻るだろう」との考えで安心して保有し続けられましたが、成長株として投資していたカバーは「どこまで下がるか分からない」との考えが生じ、投げ売りする形で売却に至っています。

学び

今回、カバーへの投資で得た学びは、「成長株投資は市場の下落局面に弱い」という教訓です。

成長株投資では、「目に見えている現在価値」ではなく「予想される将来価値」に重きを置いて投資判断します。

市場が楽観的な局面では株価の上昇を期待して保有し続けられますが、市場が悲観的な局面においては、”現在価値では割高”な成長株を保有し続けるのは精神的に非常に辛いものです。

実際、私は今回の暴落に耐えられず投げ売りする形となりました。今回の取引を通して、株価の上下に振り回されず長期投資するためにはバリュー株投資が向いているなと感じています。

初心に帰って、将来価値のみならず現在価値で考えても「この銘柄は安い!!」と心から思えるような銘柄に、今後は資金を集中していく所存です。

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