メーカーにはどんな職種があるの?
このような疑問をお持ちの方におすすめの記事です。
- メーカー業界の主な職種
- 各職種の新卒採用比率
メーカーはモノづくりをする企業ですが、実際に中の社員がどんな仕事をしているのかについては、なかなか見えにくいと思います。
私も就活をしていた学生の頃は、メーカーにどんな職種があるのか具体的にイメージできていませんでした。
入社前と入社後のギャップを無くすことは人生設計をする上でも大変大事だと思います。
今回は、現役メーカー社員である私がメーカー業界を志望する就活生向けに、メーカーの主な職種について解説していきます。
メーカー業界の主な職種
メーカー業界の主な職種について順に説明していきます。
- 研究開発
- プロセス設計
- 製造
- 商品開発
- 営業
- 事務
研究開発
研究開発職は「新製品の種を研究したり、新製品を開発したりする業種」です。
高度な専門知識を要することが多く、「大学時代の専攻」や「研究室での研究内容」に近い分野で配属が決定する傾向にあります。
また、研究を進めるだけでなく、開発した技術に関する特許作成や展示会での技術説明なども業務に含まれます。
プロセス設計
プロセス設計職は「新技術・新製品の大量生産プロセスを構築する職種」です。
研究開発職が生み出した新技術や新製品の種(ラボスケール)を商業規模(数十トン、数万トンスケール)にするとイメージしやすいでしょう。
生産プロセスを設計する際には「安全性・生産性・品質安定性」などが高いレベルで求められます。
現在は「工場のDX化(Digital Transformation)」が進んでいることもあり、メーカー業界においてもパソコンによるシミュレーションやシステム構築(プログラミング)ができる技術者がとても重宝されています。
製造
製造職は「工場の現場で製品を生産する職種」です。
製品の生産が滞らないように現場での作業に従事し、製品の品質確認や生産性向上のための取り組みなども行います。
商品開発
商品開発職は「製品の良さが顧客に対して最大限伝わるようなコンセプト・パッケージを作る業種」です。
具体的には、下記に関連するような業務に取り組みます。
- 商品のロゴや包装を企画
- 広告戦略策定
- 他社とのコラボレーション企画
製品の良さを伝えるためには、そもそも自社商品の技術や特徴についてきちんと把握していなくてはいけません、
そのため、一度研究開発職などを経験してから商品開発職に移る場合がよくあります。
営業
営業職は「製品を顧客に提案したり商談する業種」です。
会社の「顔」として自社製品を売り込むことになるため、製品に対する知識とコミュニケーション能力が求められます。
また、最近ではメーカーの海外売上高比率は上昇傾向にあり、顧客も海外メーカーの比率が多くなってきています。
そのため、メーカー業界においても「高い英語力」や「海外での居住経験」がある人が営業職として重宝されています。
事務
事務職は「企業の活動が円滑に進むように管理する職種」です。
事務職と言ってもその種類は多岐に渡ります(下記は一例)。
- 会計→予算管理
- 経理→書類管理
- 知財→特許対応
- 人事→採用、人員配置
昔は膨大な紙資料を管理することが事務作業の大半を占めていたようですが、最近ではソフトを導入し、ペーパーレスで管理するのが主流となってきています。
各職種の新卒採用比率
新卒でメーカーに入社した私の同期について、各職種の新卒採用比率をざっくり示しました(比率は各企業によって異なるため、あくまでイメージです)。
メーカーは”モノづくり”の企業であるため、必然と研究開発職の割合が多くなっています。
理系/文系で言うと、私の同期では「理系(75%)/文系(25%)」でした。
また、大学時代に理系の人でも事務職や営業職を希望し採用されている人がいるため、理系/文系の区別は絶対ではないことも述べておきます。
まとめ
今回は、現役メーカー社員である私がメーカー業界を志望する就活生向けに、メーカーの主な職種について解説しました。
- 研究開発
- プロセス設計
- 製造
- 商品開発
- 営業
- 事務
メーカーと言っても実に多様な職種がありますので、どんなバックグラウンドの人でも活躍できる場所があると思います。
本記事がメーカーを志望する就活生のお役に立てると幸いです。
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