『SBIホールディングス』の株式を売却しました。
- 運用株数:1,000株
- 運用期間:2023.7~2023.12
- 運用損益:+0.8万円(+0.3%) ※うち、売却損益:-1.6万円、配当金:+2.4万円
売却理由は次の2点を挙げています。
- 当初の予想が外れた(株式取得時に思い描いた値動きをしていない)
- リスクが高まっている(近く行政処分が下る可能性が高い)
売却理由について
売却理由①:当初の予想が外れた
今年の夏に、SBIホールディングスの株式を購入しました。
株価2850円ぐらいから徐々に購入し始めたのですが、あっという間に株価は3,100円→3,200円→3,300円と急上昇。
「国債金利の上昇」や「新NISAの開始」など、銀行業・証券業を営むSBIホールディングスにとっては追い風が吹いており、株価押し上げ要因になっていた考えます。
「早く購入しておかないと今の値段ではもう買えなくなってしまう」と半ば焦りながら合計1,000株を取得、平均取得価格は3197円でした。
投資時のエントリー記事にも記していますが、投資を決定した際、「SBIホールディングスは十分に割安である(たとえ下落したとしても、下げる余地は小さい)」と評価していました(投資時のPBRは0.8倍、予想PERは12倍)。
しかし、株価は3,300円台で頭打ちした後に下落し始め、一時は3,000円を切る場面もありました。
年末にかけて徐々に株価は戻ってきましたが、当初予想した株価動向とはならなかったため、年末に一旦売却、仕切り直しとしました。
売却理由➁:リスクが高まっている
2023年12月に、「証券委がSBI証券に対して行政処分を下すよう金融庁に勧告」するというニュースが発表されました。
「IPO価格の初値操作の疑い」とのことで、当該業務の一時業務停止命令の可能性もあるとのことです。
金融庁からいつ・どのような処分が下るか現時点で不透明ですが、「現在の購入価格で株式保有を続けるのはリスクが高い」と判断し、売却に至っています。
学び
株式投資に「想定外の事態」は付き物です。
例えば、今回は「行政処分」という形でSBIホールディングスの株価が大きく下落し、含み損となる場面に直面しました。
「想定外の事態」とうまく付き合っていくためには、どのような事態が起こっても含み損が大きくならないように、「十分に安値」で買っておくことが重要だと再認識しました。
「十分に安値」で買うことの重要性
「十分に安値」で買うことの重要性が分かる一例が、INPEXへの投資です。
INPEXは平均取得価格1750円で投資しました(投資時のINPEXのPBRは0.5倍、予想PERは7倍)。
その後、増配発表や石油価格の上昇などによって株価は一時上昇しましたが、直近は石油価格の下落などによって高値圏から-20%ほど下落しています。
「石油価格」という先読み出来ないものに株価は大きく振り回され、現在は下落局面を迎えていますが、「十分な安値」で購入できているために評価額は今もプラスを維持しています。心理的にも余裕を感じており、安心して長期保有ができている良い例です。
「十分に割安」な時に投資できれば、たとえ株価が下落局面であっても、心理的に安定して長期投資ができると痛感します。
さいごに
「インデックス・ファンドへの積立投資」から「個別株投資」に方針転換して半年。
これまで、SBIホールディングス、INPEX、住友林業の3社に投資してきましたが、現時点で「理想の株式投資ができている」の言えるのはINPEXの1社のみ。
なかなか思い描いたような結果には繋がっていませんが、過去のエントリー記事も振り返りながら、一つ一つ勉強して、引き続き個別株投資に挑戦していきたいと思います。
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