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「仕事・遊び・健康」は取捨選択するものではない

「仕事・遊び・健康」は取捨選択するものではなく、いつも全てを同時に追い求めることが大切だと、最近特に感じます。

私はいつも一つの物事に自分のリソースを全振りしてしまう性格で、例えば「仕事で成果を出したい!」と前のめりになっている時期には、どうしてもプライベートの時間を削ったり、不規則な睡眠によって不健康になったりしてしまいます。

そして、ある時ふと顔を上げて後ろを振り返ってみると、「何のためにこんながむしゃらに頑張っていたんだっけ?」、「成果を追求するロボットのようになっていないか?」と、”人間としての自分”を見失っていることに気が付きます。

大学に入学した当時は、受験勉強で燃え尽きてしまい、反動で勉学に身が入らず、しばらく不登校のようになってしまった時期もありました。

頭を冷やしてよく考えてみると、「仕事」・「遊び」・「健康」は取捨選択するものではなく、両方とも大事なことなのです。

仕事を頑張ることで”成果”を残したいし(私は化学系の研究者なので、特許や論文という形で後世に遺したいと思っている)、一方で、お金や時間を気にせず好き勝手に遊んでみたい、家族や友人との時間を大切にしたいとも思っています。

「ワークライフバランス」を実現するには、相当な技術と意識付けが必要なんだなと感じている昨今です。

私は社会人1年目の頃、「1年間残業ゼロ」を強制的に実行しました。

別に仕事が嫌いだったわけでも無く、定時後にやりたいことが初めからあったわけでもありません。「残業ゼロの生活ってどんなもんなんだろう?」、「残業ってそもそも必要なのか?」。そういった素朴な考えで、本当に1年間、残業ゼロの生活を送ってみました。

そして気が付いたことは、「残業しないと最初から決めていれば、人は時間内に仕事を終わらせるよう努力するし(そして大抵の場合ちゃんと時間内に終わる)、帰宅後の時間に余裕が生まれると、自分がやりたいと思っていたことが沸々と湧き出てくる」ということ。

仕事では、限られた時間で本当に大切な事だけに集中するようになるため、結果的に生産性も成果も上がっていたように思います。しかし、私も気が付けば社会人6年目に突入し、時間管理がルーズになって夜遅くまでダラダラと仕事をする日が増えました。

夜遅くに帰宅するようになると、生活習慣が狂い始め、結果的に睡眠不足になったり、なんとなく気分が冴えない、活力が湧いてこないことが多くなった気がします。

緩んだ生活をもう一度引き締めるため、無駄な仕事や残業は意識的に控えるようにして、メリハリのある生活を取り戻したい、今はそんなことを頭に浮かべています。

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