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理系でも就職活動でTOEICが評価される理由【メーカー研究職が解説】

今回は、「理系でも就職活動でTOEICが評価される理由」について解説します。

「理系だけどTOEICは必要?」
「企業が理系に英語力を求める理由は?」

このような疑問をお持ちの方にオススメの内容です。

本記事の内容
  • 理系でも就職活動でTOEICが評価される理由
  • 研究職・技術職が英語を使う場面
  • 理系で評価されるTOEIC点数

私は現在、日本のメーカーで研究職として働いています(社会人3年目です)。

実際の就職活動時の経験や業務経験を基に解説していきますので、少しでも参考になると幸いです。

目次

理系でも就職活動でTOEICが評価される理由

「理系は専門知識や技術さえあれば十分。」

そんな時代は終わってしまいました・・・。

企業は研究職・技術職志望の理系就活生に対しても、英語力(特にTOEICスコア)を求めます。

企業が理系就活生の英語力を評価した実例を紹介します。

私は学生の時に獲得したTOEIC900点を持って就職活動に臨みました。

そして今の会社に入社したわけですが、後日談で聞いた採用理由はなんと、

「TOEICの点数が異常に高かったから」。

理系なのに、TOEICの点数が採用の決め手だったのです。

「それはそれでどうなんだ?」という意見もあるかもしれませんが、理系でもTOEIC点数を採用時の参考とされていることは明らかです。

それでは、なぜ企業は理系にも英語力を求めるのでしょうか?

その理由は、「研究職・技術職でも業務で英語を使う機会が多いから」

これだけグローバル化した社会でビジネスを営むためには、たとえ研究職・技術職であっても、英語が必要不可欠なスキルとして求められるのです。

研究職・技術職が業務で英語を使う場面

就職活動を控える学生の方は、業務で英語を使う機会と言われてもピンとこないかもしれません。

ここでは、研究職・技術職が英語を使う場面について解説します。

私も実際にメーカーで働くまでは知らなかったことが多いので、就活生の方には特に参考になると思います。

研究職・技術職が英語を使う場面
  • 海外工場への技術移管
  • 外国人社員研修のサポート
  • 国際出願特許の分析
  • 海外営業に技術者として同行
  • 国際展示会に技術者として同行

海外工場への技術移管

日系企業は海外(特に人件費の安いアジアの新興国)に工場を多く有しています。

日本の研究所で新製品を開発しても、実際に生産するのは海外工場というパターンはかなり多いです。

研究職・技術職は、新製品の開発のみならず、開発した製品の配合処方や製造条件を英語資料でまとめ、それを海外工場で働く外国人社員に英語で伝えることも業務の一つです。

外国人社員研修のサポート

日系企業は海外に工場を多く有していると言いましたが、技術習得を目的として、外国人社員が海外工場から日本の研究所・工場に派遣される場合があります。

派遣されて来た外国人社員に製品の製造方法などを英語で伝えたり、社員交流することも業務の一つです。

国際出願特許の分析

研究職・技術職は特許を作成することも業務の一つです。

開発した製品を海外で販売していく場合、国際出願して、模倣を防ぐ必要があります。

国際出願するにあたって既に公開されている特許(もちろん英語で書かれている)の内容を調査する必要があるため、研究職・技術職にも英語のリーディング力が求められます。

海外営業に技術者として同行

企業の営業活動では、営業チームの他に、技術に詳しい研究職・技術職が同行する場合がよくあります。

営業活動は国内のみならずアメリカ、ヨーロッパを拠点とする海外企業にまで及ぶので、営業に同行する研究職・技術職にも英語のスピーキング力が求められるのです。

国際展示会に技術者として同行

企業は新製品を国際展示会に出品し、広報活動を行います。

展示会においても、営業チームや広報チームのみならず、技術に詳しい研究職・技術職が同行する場合がほとんどです。

昼は展示会場で働きますが、夜は海外の街を観光できますので、英語力を買われてメンバーに選ばれた際はかなりオイシイ経験ができるでしょう。

理系で評価されるTOEIC点数

「じゃあTOEICで何点取れれば評価されるの?」

この疑問にお答えします。

TOEICを運営するIIBCの公式調査によると、企業が社員に求めるTOEICスコアの平均は600点であることが分かっています。

したがって、エントリーシート(ES)、履歴書に書いて評価されるのは600点からと考えていいでしょう。

また、IIBCが2020年に公開した公式レポートを見てみると、研究職・技術職の多い業種の2019年TOEIC平均スコアはどれも450~550点です。

2019年度 業種別TOEIC平均スコア(一部抜粋)

やはり、600点を超えていれば十分上位の点数と言え、就職活動でも一定の評価を受けると考えられます。

TOEICの点数は「ファストパス」みたいなものです。

就活はもちろんのこと、昇進、転職など人生の節目で必ず有利に働きます。

勉強するのは大変ですが見返りも大きいので、ぜひ頑張って高い点数を目指しましょう!

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