こんにちは、Toshiです。
本記事では、社会人5年目終了時点の貯金額について振り返っていきたいと思います。
- 社会人5年目の貯金額
- 毎月の収支内訳
お金の話はタブーとされる風潮の中で、私は「一社会人のリアルなお金事情に触れてもらうことが、読者の為になる」と考えており、ブログで資産推移を公開しています(私がブログで「資産公開」をする理由)。
大学を卒業し、社会人となって早5年が経ちました。
この5年間どのように資産形成し、金融資産はどのような推移を辿ったのか…。ありのままをお伝えしますので、参考になる部分があれば幸いです。
社会人5年目の貯金額
さっそくですが、社会人5年目の貯金額を公開していきます。
貯金額は、1308万円となりました。
個別株 (日本株式) | 644万円 |
インデックス・ファンド (新興国株式) | 95万円 |
現金 (財形貯蓄含む) | 569万円 |
合計 | 1308万円 |
社会人5年目は、資産形成において大きな変化がありました。
米国株式関連を全て売却
まず、これまでコツコツ積立投資をしてきた「米国株式インデックス・ファンド(S&P500)」と「全世界株式インデックス・ファンド」を全て売却、利益確定としました。
今年度は、年初のChatGPT発表などによって「AIバブル」が過熱し、特に米国株式指数が大きく上昇しました(S&P500の2023年リターンは+24%)。
AIバブルの恩恵を受けて、私が積立投資していた「米国株式インデックス・ファンド(S&P 500)」、および、約6割が米国株式で構成されている「全世界株式インデックス・ファンド」も大きく上昇しました。
株価上昇が急激であるほど、必ずどこかで逆回転が起こると考えます。S&P500などの米国株式指数は、PERやPBRなどの指標から見ても、歴史的にかなり割高な水準です。
これからしばらくの間は、米国株式から得られる利益は限定的になると考え、投資方針を大きく転換することにしました。
新興国株式、日本株式中心のポートフォリオに変更
売却して得た資金は「新興国株式インデックス・ファンド」と「個別株(日本株式)」へ徐々に振り分けています。
まず「新興国株式インデックス・ファンド」ですが、2024年1月から始まった新NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)を使い、毎月30万円のつみたて投資を行っています。
- 証券:SBI証券
- 金額:30万円/月 (NISA枠)
- 期間:2024.1~
- 銘柄:eMAXIS Slim新興国株式インデックス
新興国株式を選んだ主な理由としては、以下の2点があります。
- 構成割合として最も大きい中国が割安水準である。
- “若い”国が多く、これからの経済成長に期待している。
また、日本企業の中からも厳選して「個別株投資」も行っています。
現在、保有銘柄は『INPEX』と『日本製鉄』の2社のみです。私は化学メーカーの研究職であり、化学や材料、エネルギーなどの業種は、個人的にビジネスモデルが理解しやすく銘柄分析もやりやすいと感じています。
銘柄選定の際は、「大きな変化」のあった企業に注目しています。
INPEXは、石油・天然ガス開発を行う企業です。「記録的な円安」と「記録的なインフレ」という外部環境の大きな変化を受けて、いい意味で業績が高止まりしている企業の一つ。為替やインフレに対する”リスクヘッジ”としても長期保有したい銘柄です。
日本製鉄は世界を代表する鉄鋼メーカーです。ここ数年は、毎年のように1000億円近くの特別損失を計上しながら、採算の合わない設備を停止するなど構造改革を断行してきました。事業体質に大きな変化が感じられており、直近の好調な決算にも繋がっていることから、今後も引き続き成長を期待したい企業です。
収支内訳の推移
より具体性のある記事とするため、ここで私の収入や生活費についてもまとめておきます。
社会人1~5年目の平均手取り(ボーナス除く)は、おおよそ19万→20万→23万→25万→27万と推移しています。また、毎月の収支内訳は、年平均するとおおよそ以下の通りです。
社会人3、4年目はコロナ禍の外出自粛などで出費が減っていましたが、今年はまた徐々に食費や娯楽費が増えてきています。
こうしてグラフにしてみると、社宅(寮)で住居費を安く抑えられていることが、貯蓄率を高めにできている要因の一つと言えそうです。
社会人5年目時点の資産額1300万円の内、株式投資で増えた資産は約200万円程度です。したがって、残りの1100万円は、純粋に貯金で作ったお金となります。
資産形成の初期は「貯金」の寄与度が特に大きいことが、お分かりになるかと思います。
さいごに
本記事では、社会人5年目終了時点の貯金額を紹介しました。
お金の話はタブーとされる風潮の中で、同じ時代を生きる一人の人間が『資産形成の歩み』をリアルに公開することで、
なるほど、そんな考え方する人もいるんだ。
う~ん、私だったらこうするかな。
と、皆さんがイメージを膨らませながら考える”材料”を提供できたらいいなと思っています。
ここ数年は株式市場が活況だったこともあり、個人的には、今後2、3年以内に市場崩壊の時期がやってくると思います。市場崩壊をうまくやり過ごし、底値近くで投資資金を投入できるかで、資産を大きく増やせるかが決まります。
今は現金比率を高めに維持して静観しつつ、チャンスを虎視眈々と狙っていきたいですね。
本記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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