今回は「初心者向けTOEICおすすめ勉強法」についてのお話です。
「TOEICを初めて受験する」
「TOEICについて知りたい」
「どの参考書がおすすめ?」
このような方にオススメの内容です。
- 初心者向けTOEICおすすめ勉強法
- 初心者におすすめの参考書
- よくある質問
私は今まで様々な方法を試しながらTOEICの勉強を継続し、最終的にTOEIC900点以上を取得しました。
今回はTOEIC勉強法について、初心者向けに分かりやすく解説していきたいと思います。
初心者向けTOEICおすすめ勉強法
TOEICを知る
これから始めてTOEICを受験する方は、まずTOEIC試験そのものを知るところから始めましょう。
英語の資格試験であるTOEICには大きく2種類あります。
- TOEIC 公開テスト
- TOEIC IPテスト
TOEIC公開テストは「公式」の試験であるのに対し、TOEIC IPテストは学校や企業が利用できる「力試し」的な試験です。
TOEICは大きく2つのセクション(リスニング/リーディング)に分かれており、試験時間は120分、点数は990点満点で評価されます。回答形式はマークシート形式です。
試験内容 | 配点 | 問題数 | 時間 |
---|---|---|---|
前半:リスニング | 495点 | 100問 | 45分 |
後半:リーディング | 495点 | 100問 | 75分 |
目標点数を決める
TOEICの概要が掴めたら、目標とする点数を決めましょう。
目標点数は今の英語能力や受験目的(就職、昇進要件)によって変わってくると思います。
一つの参考例として、まずはTOEICの平均点を見てみましょう。
形式 | 平均点 | 受験者数 |
---|---|---|
TOEIC 公開テスト | 588点 | 83万人 |
TOEIC IPテスト | 470点 | 115万人 |
公開テストとIPテストで平均点が大きく違っていますね。これは、公開テストは基本的にモチベーションの高い方が自ら申し込んで受験するのに対して、IPテストはその団体に所属する全員が受けるという「受験者層の違い」にあると考えられます。
2つのテストを合わせてTOEIC全体の平均点を予想すると、TEOIC平均点はだいたい520点前後と見積もることができます。
一般に600点以上を取れれば、就職活動などでも評価されるレベルです。
そのため、今回TOEICを受けるのが初めてで目安が分からない方は、まずは600点以上を目指すのが良いと思います。
試験対策する
目標点数を決めたら、さっそく試験対策を始めましょう。
まずは教材となる「参考書」を揃えます。
世の中にはたくさんのTOEIC参考書が市販されていますが、最低限必要になるのは以下の3種類です。
- 模擬試験問題集
- 単語問題集
- 文法問題集
模擬試験問題集
TOEICで高得点を出すコツは、問題形式に”慣れる”ことです。
問題形式に慣れて時間配分もしっかりしていれば、「取れる問題を取り、取れない問題は捨てる」選択をすることができます。
「一つの問題に悩みすぎて時間オーバー」は大変もったいないです。
TOEICは“問題処理能力“を問われる試験なので、実際の問題形式の問題集を解いて慣れておきましょう。
単語問題集
TOEICは問題文がビジネス英語(日常英語)寄りと言われています。
受験英語とは頻出単語が違うので、TOEIC専用の単語問題集を使って対策をしておきましょう。
文法問題集
TOEICはリーディングセクション100問のうち、文法問題(Part5、6)が約4割を占めます。
つまり、いかに文法問題で点数を稼ぐかが目標達成のために必要なのです。
文法問題のPart5、6をすばやく駆け抜けることができれば、その後の長文問題を解く時間の余裕も生まれます。 文法問題はしっかり対策しておきましょう。
TOEIC初心者におすすめの参考書
TOEICを初めて勉強する方にオススメの参考書を紹介します。
私が実際に使ってみて、使用感の良かった参考書のみを取り上げました!
模擬試験問題集
模擬試験問題集では、「至高の模試」と「はじめて受ける全パート完全攻略」の2冊をおすすめします。
どちらも難易度が実際の試験と近いため演習に最適であり、解説も丁寧で分かりやすいのがオススメのポイントです。
この2冊は構成が少し異なっています。
- 「至高の模試」→模試3回分
- 「初めて受ける全パート完全攻略」→パートごとの問題・解説+模試1回分
問題を解きながらTOEICの問題形式と時間配分に慣れていきたい方は「至高の模試」、パートごとの対策をじっくりやりたい方は「初めて受ける全パート完全攻略」がいいでしょう。
単語問題集
単語問題集では、「単語特急」と「金のフレーズ」の2冊をおすすめします。
2冊とも薄い手帳のような参考書なので、短期間で1周することができます。
どちらか1つ買っておけば、TOEICの頻出単語について一通り学ぶことが可能です。
文法問題集
文法問題集では、「文法特急」をおすすめします。
※時間に余裕ある人は「でる1000問」もおすすめですが、初めてTOEICを受験しようとする方は、問題量の多さに挫折してしまうかもしれません。
TOEIC対策にかけられる時間や試験日までの残り日数を考慮して、この2冊の中から選ぶのが良いと思います。
TOEICよくある質問(Q&A)
TOEIC何点とれば就活で評価されるの?
やや個人的な意見になりますが、面接官は履歴書のTOEIC点数をだいたい以下のように捉えます。
- 600点:仕事で問題なく英語を使える
- 700点:英語が”得意”であると認知される
- 800点:英語を“強み”として活躍してくれそう
- 900点:これだけで内定が決まる(場合がある)
600点以上であれば英語能力でマイナスな印象を与えることは少なく、800点以上であれば”英語人材”として高く評価されるといった感じでしょう。
会社で昇進に必要なTOEICの点数は?
一般的な日本企業であれば、会社の昇進で求められるTOEIC点数はおよそ次のようになります。
- 一般→中堅職:500~600点程度
- 中堅→幹部職:600~700点程度
何ヵ月前から試験対策を始めればいい?
理想は「2ヵ月」の勉強期間を確保するのがベストです。1ヵ月以内だと対策が不十分になる可能性があります。一方で、3ヵ月前からだと途中で燃え尽きてしまう可能性があります。
また、勉強はできるだけ毎日、最低1時間は確保するようにしましょう。
参考書の使い方については別の記事で解説しています。そちらもよければご覧ください。
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